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電力自由化

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動力電力も電力自由化で電気料金が安くなる!!

動力電力も電力自由化で電気料金が安くなる!!

動力をお使いのお宅の電気代も下がる?

一般家庭では使用しない動力機器ですが、店舗や工場などで、三相200Vの動力機器は必ず使用します。2016年の4月から電力の完全自由化が始まりますが、今回の自由化は最後に残った一般家庭を中心に行われるものだと思っている方も多いはず。
そこで気になるのが電気料金です。

今回の自由化は動力を使う低圧電力も対象

しかし、4月からスタートするのは、家庭向けの従量電灯契約だけではありません。
200Vの動力機器をお使いの低圧電力も対象です。
したがってこれらの機器を使用している家庭や店舗も、電気料金が安くなる可能性があるのです。

単相3線式は動力ではない

ところで動力とはどういうものなのでしょう? 
動力とは、モーターや業務用エアコンなどを動かす電灯以外の電気機器のことです。
これだけでも十分ですが、さらに言うと、動力というと三相の200Vを使用する電源です。
ところが、似たものに単相200Vというものもあり、この違いの説明のほうが非常に混乱します。
単相200Vは正確には単相3線式と言います。
単相3線式は200V機器にも対応でき、同じ仕事をするにも非常に高効率です。
またアースの関係でいうと、普通の100V機器と安全性もほぼ同じです。
ついでに付け加えるなら、単相3線式は回路を増やし契約容量を大きくしやすいと言うメリットもあります。
単相3線式で動く機器は、オール電化住宅で使う蓄熱機器一般(いわゆる「畜暖」やシーズヒーター)や電気機器、IHクッキングヒーターなどや、高効率エアコンなどがあります。
ただ単相3線式は動力ではありません。
動力は「単相」ではなく「三相」です。
動力は機械や装置を動かすのに使用します。
単相3線式は高効率で便利ですが、動力はもう少し負荷のかかる機械を動かす電力と考えればよいでしょう。

低圧電力とは

冒頭からいきなり聞きなれない言葉が出てきて驚いた方もいるでしょうが、それが低圧電力という言葉。
ここでは、低圧電力について説明しておきます。
上の東京電力のページ(抜粋)にある通りで、低圧電力とは契約電力が50kw未満の方向けの動力の契約で、もちろん多くの場合は、従量電灯と組み合わせて使うことになります。
つまり、従量電灯と低圧電力の2つ電気契約があることになり、単相と動力、両方の機器を使う想定で、引込線も建物内に単相と三相の両方を配線します。
また、低圧電力の基本料金は契約電力1kwあたりの単価で決まり、電力量料金は1kwhあたり、月の使用量できまります。
そして特徴的なのは電力量料金の単価が、夏季(7月〜9月)とそれ以外の時期(10月~6月)で違います(北海道地区を除く)。
なお、低圧電力の市場規模は全国で7.5兆円規模に上りますが、これまで10ある電力会社で分けあってきた牌を奪われないよう、各社鎬をけずる戦いになるでしょう。

オール電化住宅は自由化によるメリットがあるか?

単相と動力は違うと、先ほど述べたところなので、単相200V機器を多用するオール電化住宅は、動力を扱う低圧電力の家とは、根本的に違うということはもうお分かりでしょう。
ただ、オール電化住宅の電気料金は、今回の電力自由化でさらにお安くなるのか気になります。
がしかし、答えはNoです。
オール電化住宅はすでにオール電化専用の割引体系がしっかり効いているため、自由化された普通の割引では歯が立たないぐらい、十分安いのです。
ですから、どこもオール電化住宅の電力自由化プランには手を出していません(九州の業者でやっているところがあると聞きますが…)。
オール電化は時間帯別電灯契約が、電気料金を安くしていると思っている人が多いようですが、じつはそれより、単相200Vの蓄熱系機器を多く使っており、これらの割引額が電気料金を圧縮しているのが大きいのです。
電化住宅の方はこれまでの契約で通したほうが、電気料金は抑えられるはずです。

低圧電力を運用する際の注意点

低圧電力を運用

動力の電気料金が今より下る可能性がある低圧電力電力の自由化ですが、低圧電力を運用する際の注意点についてまとめておきます。

機器の増設・減設で動力の基本料金が見直せる

動力はいま使っている機器を見直すことで、基本料金も見直せます。
使っていない動力機器があれば機器を減設しますし、逆にエアコンを増やすようなときは、適正な増設することで、その後の電気料金も変わってきます。
では誰に相談するのが良いのかと言うと、あなたの建物の電気配線工事を行なった電気工事業者です。
よく電力会社に相談する方もいますが、電力会社の社員も担当した電気工事業者に相談するようにアドバイスすると思います。
担当してくれた電気工事業者がわからなければ、建築を請け負った工務店、あるいは不動産会社に聞けば分かります。
電気工事を担当してくれた大事な存在ですから、つながりを持っておきましょう。
よくインターネットのQ&Aサイトでも単相200Vのエアコンを増設するのが良いか、三相三線式(動力)のエアコンを増設するのが良いのか、質問される方がいます。
こういう質問も、電気工事業者は的確に答えてくれ、当たり前ですが、依頼主に代わって電気工事の許可申請もしてくれます。
場合によっては、どのエアコンが良いかもアドバイスしてくれるでしょう。
もちろん、いちばんの肝である、できるだけ電気料金を削減できるようにもしてくれます。
増設・減設の際は、真っ先に相談してみると良いでしょう。

低圧電力は主開閉器契約と負荷設備契約がある

低圧電力は契約電力の決め方によっても当然電気料金は変わってきます。
そして、低圧電力はユーザーの任意で、2種類の契約方法から選ぶことができます。
これも新規に契約するときなどは、電気工事業者に決めてもらうことが多いのですが、ひとつは主開閉器契約といって、ブレカーの容量に基づき契約電力を決めるものです。
なお、主開閉器とはブレカーのことです。
主開閉器契約は機器の総容量が契約主開閉器の定格電流値を超えることがあり、停電のリスクあります。
マンションの供用部分、エレベーターなどはほぼこの契約ですし、室内側も一定期間使わないエアコンなどは、ブレカーで落としておくことができるため、電気料金を下げる効果あります。
来客などがない事務所・作業場などはこの契約で十分でしょう。
もう一つが負荷設備契約で、これは、使用する電気機器を決めて、総容量に一定の係数を掛けて契約電力を決めます。
こちらは、全ての機器が24時間稼働することが前提。
工場、オフィス、コンビニなど、設備を長時間フル稼働させる建物におすすめの契約です。
多くの場合、使用する建物の用途で決まってしまうものですが、建物が古い場合、むかしからの契約を引継ぎっぱなしのところもあるはずです。
契約方法を見直す際も、電気工事業者に相談してみてください。

電気料金は地域によってこんなにも違う!

電気料金は地域によって差があります。

こちらの表をみてください。

こちらは2014年11月時点で、各電力会社の低圧電力の電気料金表です。

またこちらは、2014年11月時点、各電力会社の従量電灯の電気料金表です。
電気料金は、このように北海道地区がもっとも高く、もっとも安いのは北陸電力です。
ここから分かることは、電気料金は地域に縛られやすい特性があるということ。
ただし、電力の自由化によって、これまで縛りがあったエリアを取っ払って、より電気料金の単価を下られる可能性があります。

電力提供エリアを拡大している東京電力

たとえば、電力自由化プランとして、東京電力では、動力を中部エリアや関西エリアにも動力電源を供給します。

中部エリアを例にあげますと、電力量料金は同じですが、基本料金は東京電力のほうが契約電力1kWあたり60円ほど安くなります。
電気料金は、当然、東京電力のほうが安くなります。

「東京電力」中部エリアの低圧電力料金

「中部電力」低圧電力の料金

また、関西エリアになると基本料金・電力量料金ともに、東京電力のほうがおトクです。

「東京電力」関西エリアの低圧電力料金

「関西電力」低圧電力の料金

もちろん、電気料金は従量電灯分も加味されなければなりません。
ですから、動力プランだけで安い高いは判断できません。しかし、電力自由化により、これまでとは違いエリアの壁を無くし、より安価な電気料金を選択することが出来ます。

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