公開日丨2016/08/30最終更新日丨2016/08/30
電力5社 10月より電気料金の値上げを発表
30日、電力大手10社は10月の電気料金を発表し、北海道電力、関西電力、北陸電力、四国電力、沖縄電力の5社が値上げすることとなりました。5社以上が値上げするのは15年11月分以来、11か月ぶりです。
電力大手は原燃料価格の変動を料金に反映する原燃料費調整制度によって電気料金を算出しています。例えば10月の電気料金は、5〜7月に輸入された原燃料の平均価格によって決定されるという仕組みです。原油価格は4〜6月と比較すると6%程度高く、3〜5月以来3期連続上昇となりました。
電気料金の値上げは北海道電力にとっては3か月連続で、関西電力にとっては11か月ぶりになります。
一方、ガス火力の占める割合が高い中部電力や東京電力エナジーパートナーは液化天然ガスの輸入価格が小幅ながら下落したため、電気料金を値下げします。