電力自由化に関する意識調査 すでに電力会社を変更した人は7%
GfKジャパンは3日、電力自由化に関するアンケート結果を発表しました。アンケートは5月2日〜15日、18歳以上の男女12,522名を対象に、インターネットでおこなわれています。
アンケート結果によると、電力自由化を「聞いたことがある」と答えた人は98%でした。うち7%がすでに電力会社を変更していて、エリア別では東京電力エリアが最も高く9%でした。
また、具体的に変更を検討している電力会社があるという人は全国で27%。エリア別では関西電力エリアが最も高く40%で、次いで北海道電力エリア35%、東京電力エリア32%と続いています。さらに年代別に検討している人をみると、60歳代以上が31%でトップでした。
電力会社を実際に変更した人におこなった、「変更時に最重視した点は?」という質問では、「電気の安さ」が最多で49%、「セット割引のお得さ」が19%でした。
電力会社の変更前と変更後で満足度を比較する質問に関しては、変更前の会社に「とても満足している」「まあ満足している」とした人の割合は39%だったのに対し、変更後の会社に「とても満足している」「まあ満足している」とした人は47%に上っています。
ただ、変更後の会社に「どちらともいえない」と答えている人も半数近くいるため、変更後にメリットを感じていない人も多いことがうかがえます。
電力会社をすでに変更した人に、電力会社の料金プランをどのように知ったかを聞いたところ、最多は「電力会社比較サイト」で35%、続いて「電力会社のホームページ」が32%でした。
一方、変更を検討している人は「TVCM」と答えた人が最も多く28%、特に20代は45%が「TVCM」だと答えています。このことから、今後の電力会社の変更は電力各社のプロモーションによるところが大きいといえそうです。