公開日丨2016/07/28最終更新日丨2016/09/29
中国電力 純利益20%減 スマートメーターの設置費用かさむ
28日、中国電力は2016年4〜6月期の連結決算を発表しました。それによると、純利益は前年同期比20%減となる54億円でした。これは4月からの電力自由化に伴い、スマートメーターを各家庭に設置するなどの修繕費が膨らんだためです。
販売電力量は横ばいの133億kWhだったものの、売上高は7%減となる2,822億円でした。これは原油をはじめとする燃料価格の下落と連動し、電気料金も下落したことが大きな要因です。
また、電力自由化に伴って中国電力から他社へ乗り換えた家庭などは、7月1日時点で約1,900件でした。この結果からすると顧客の流出は限定的で、4〜6月期の業績に与えた影響は小さいとしています。
一方、同社では首都圏での電力販売もスタートしていますが、販売契約数は同時点で約200件にとどまっています。