公開日丨2016/07/05最終更新日丨2016/07/05
成田市と香取市 2つの市で取り組む地域電力が全国で初めて誕生
成田市と香取市、そして株式会社洸陽電機の3者は7月5日、地域電力会社「株式会社成田香取エネルギー」を設立したと発表しました。
2つの市が共同で地域電力会社を設立するのは国内初とのことです。
また、洸陽電機は2市が共同で公募した「地域電力会社共同出資選定事業」のプロポーザルにより採択され、成田香取エネルギーの共同出資者および共同事業者として事業運営に参加するとしています。
成田香取エネルギーは地域で発電された再生可能エネルギーを地域で活用する、「エネルギーの地産地消」を進めるとともに、2市の公共施設への電力供給によって電力コストの削減を図るとのことです。
2市の公共施設への電力供給は10月を予定しているとのこと。
また、2市が所有する発電施設の売電収入の増加などで財政的メリットもあるとしています。
現在、同社では成田市の清掃工場と香取市の太陽光発電所からの電力調達を予定していて、年間販売電力量は合計で17,261MWh/年を見込み、2市が所有する発電設備の電気をベースとして発電を計画し電気を供給するとしています。
一方、洸陽電機は全国規模で新電力事業を展開。その洸陽電機より需要予測や電力調達、電力小売におけるノウハウの提供を受けることで事業の採算性を高め、安定した事業運営を見込んでいるとのことです。
成田香取エネルギーはよりよい地域の経済循環モデルを構築できるよう、今後もさまざまな取り組みをおこなっていくとしています。