公開日丨2015/12/20最終更新日丨2015/12/20
大ガスが石炭火力発電所の建設を断念
20日、大阪ガス(大阪市中央区)が茨城県で計画していた石炭火力発電所の建設を断念したことがわかりました。
原子力発電所の再稼働が進んでいるほか、東京電力などが首都圏で大型火力発電所の建設を明らかにしているため、採算が取れないと判断した模様です。
大ガスは丸紅(東京都千代田区)と共同で、約300億円を投じて出力10万キロワット級の発電所を茨城県鹿島地区に建設しようとしていました。国内の電力需要の3割を占める首都圏で、2016年4月以降の電力自由化による販路拡大を見込み、2017年にも発電を開始する計画でした。
同社は引き続き東日本で自社電源を開発する方針ですが、当面は他社から電力を調達するなどして賄うとしています。