電気代が高い厳選家電14選!なぜ高いのか?

電力自由化がスタートしたことをきっかけに電気料金プランの見直しを考えている方も多いのではないでしょうか。しかし電気料金プランの変更を考える際に絶対に忘れてはいけないことがあります。それは各家庭のライフスタイルです。家族構成やタイムスケジュールなどによって最適なプランは異なってきます。
というのも、電気料金プランの中には季節や時間帯によって電気使用料金が変化するものがあるためです。電気使用料金が割高な時間帯に電力使用量の多い家電を動かしてしまうと、電気代が大変なことになってしまいます。そこで今回は、電力プラン見直しの際に考えるべきポイントの1つとして、家電製品の電気代に注目してみました。
電気代が高い家電製品紹介
掃除機

掃除にはサイクロン式と紙パック式がありますが、サイクロン式のほうが消費電力が低いので電気代は安くなります。
マメに切り替える
掃除機のモードをマメに切り替えて、効率良く掃除することが電気代を抑えるコツにつながります。 ホコリが吸引しやすい場合は弱を、吸引しにくい場合は強を目安にして使い分けします。
紙パック式はマメに交換を
紙パック式の掃除機は、紙パックをマメに取り替えましょう。
掃除機の備品の手入れ
フィルターや回転ブラシなどゴミが絡まったままにしておくと、吸引力が弱くなり掃除する時間がかかって消費電力が多くなってしまいます。
テレビ
ボリュームを下げる、テレビの明るさを調整することで消費電力を抑えることができます。 ついつい、テレビを見なくてもつけたままにしがちですが、見ないときにはマメに消すことが大切です。 電気代は、4Kテレビよりも2Kテレビのほうが安く、3.5倍ほど電気料金にも差があります。 また、サイズが大きくなるごとに電気代もかかってきます。
エアコン
部屋に合ったエアコンを選ぶ
夏場は、エアコンを使う家庭も多いですよね。エアコンの電気代は部屋の広さによっても変わりますが、8畳以上の部屋では年間20000円以上にもなります。
特に、子育て中の主婦など夏の昼間に自宅にいる機会が多い人は要注意です。また、電気代を安くしたいからと言って、部屋に見合っていない仕様のエアコンを使うと室内がなかなか冷えないばかりか、エアコン本体に負担が生じるので家電の耐久年数が短くなります。 例えば、「6〜8畳」仕様のエアコンの場合は、木造だと6畳用、鉄筋だと8畳用になります。
適温で使用する
エアコンの温度も消費電力を高くする原因になります。 冬場なら20度、夏場なら28度にを設定温度の目安にすると電気代がそこまで無駄に消費されません。
室外機にも注意
室外機にカバーをかけたり周囲に物を置くことで熱伝導率が悪くなりますので余分に電気代がかかってきます。
マメに掃除をする
エアコンのフィルターが汚れていると空気の循環が悪くなり、熱効率が滞ってしまいます。当然、電気代も余分にかかります。 月に1度は、フィルターを掃除して循環が悪くならないように注意しましょう。
弱モードは電気代がかかる
節電というと弱で使用するのが一番、電気代が安いような気がしますが、実は自動モードが一気に設定温度に温度を上げてくれるので電気代が安くすみます。
炊飯器
炊飯メニューにより消費電力が違う
結論から言いますと炊飯メニューにより消費電力は変わりません。
保温に注意
炊飯した後に自動で保温に切り替わりますが、保温の時間が長くなれば、それだけ余分な電気代がかかります。 ご飯も不味くなるので、保温の時間は4時間を目安にしましょう。
まとめて炊く
少量でマメに炊くよりもまとめて炊くほうが電気代はかかりません。 タイマー機能を使用することも無駄に電気を使うことにつながります。 週末にまとめて炊き、冷凍すればタイマー機能も使わずに済みます。
洗濯機
洗濯機は、洗濯するだけだとそこまで電気代がかかりませんが、乾燥まで済ませてしまう場合は電気代が高額になります。洗濯から乾燥までかかる電気代を洗濯機のタイプ別に見ていくと、高い順に、縦型洗濯機、ドラム型洗濯機(ヒーター乾燥)、ドラム型洗濯機(ヒートポンプ式乾燥)となります。
ヒートポンプ式乾燥の洗濯機の電気代は、ヒーター乾燥のものに比べて3分の1以下です。省エネ度で考えるとヒートポンプ式がおすすめです。しかし、既にヒーター乾燥の洗濯機をお持ちの場合、朝と夕などに電気代が安くなる時間帯別の料金プランに変更し、安い時間帯に洗濯機を回すようにすると電気代を安く抑えられる可能性があります。
⇒「ドラム式洗濯機」と「縦式洗濯機」にかかる水道代と電気代を比較
食器洗い乾燥機
食器洗い乾燥機は1日に使う機会が多く、要注意の家電と言えます。 乾燥するときの電気代が高い 食器洗い乾燥機により若干、変わってきますが洗浄には約2円の電気代で済みますが、乾燥させるのには約15円かかってきます。 食器洗い機を使用するときには、乾燥する時間をいかに短くできるかがポイントになってきます。 ある程度、乾燥させてしまえば後は余熱で乾かすことができるので、乾燥させる時間をやや少なめに設定すると電気代もかなり違ってきます。
照明
照明は、照明の種類により節電の仕方が違いますが、長時間に渡り点灯していれば、どちらにしても電気代はかさむことになります。
蛍光灯
長時間、不在な場合は消灯したほうがよいのですが、蛍光灯は、電気をつけるときに一番、電力を消費するのでマメに消すことは逆効果になります。
LED
購入するときは高めのLED照明ですが、電気代は蛍光灯よりも安くなります。 しかし、熱に弱いので浴室など熱のこもる場所には不向きです。 また、光の放射が一定ではないので、室内に暗い部分と明るい部分ができてしまうことがあります。 光を強で使用すると耐久年数が短くなり、消費電力も多くなります。
⇒LED照明10種類の特徴と使い分け方
アイロン
アイロンの消費電力は、1000W以上と非常に高めの消費電力です。 上手に効率良く使うことが電気代を高くしないコツになってきます。
使用する素材を見極める
アイロンは温まるのに時間がかかります。 短い時間でアイロン掛けを行う為にも、化繊などの低い温度で大丈夫な素材から順番にかけていくことが効率がよい使い方です。 高温で使用する綿や麻などは、最後にかけるようにします。
アイロン台は熱伝導率の良いタイプを
アイロン台がアルミでコーティングされているタイプは、熱伝導率が良いので短時間で効率良くアイロンがかけられます。
余熱を活用する
アイロンは電源を落としても、しばらくは余熱があります。 この余熱を有効に活用すると更に電気代をかけないで済むことにつながってきます。
ドライヤー
1度にかかる電気代は大したことはないのですが、家族構成によって電気代がかさんでしまうものとしてドライヤーがあります。ドライヤーは電力消費量が大きいため、電気使用料金が割高な時間に使ってしまうと電気代が跳ね上がる原因になります。
1回に使う時間は他の家電に比べて短いですが、使う人の数が多ければその分動かす時間も長くなります。たくさん使う家庭の場合は工夫が必要です。たとえば時間帯別の電気料金プランを契約している家庭では、電気代が安い時間帯に使うようにルールを作るなどです。
⇒『ヘアケア節約術』ドライヤーを工夫して節電しちゃおう!
浴室乾燥機
戸建てや分譲マンションなどは、浴室に乾燥機が設置されていることと思いますが、この浴室乾燥機は消費電力が高いために、電気代が非常にかかってきます。 浴室乾燥機の消費電力は、おおよそ1.2kWです。 毎日4時間使用して1カ月で約3,500円かかります。 毎日、使用することは少ないかもしれませんが、意外と電気代が高い家電と言えるでしょう。
給湯器(ガス温水機)
お湯はガスで沸かしますが、問題はその後の湯量の調節と温度管理が電気だという点です。 電源が入った状態であれば、自動管理というカタチでずっと消費電力は消費されていきます。 つい習慣で、自動でお風呂を利用しがちですが、消費電力を高くしたくないのであれば、手動にして自分でお湯の量を調節すると電気代を節約することができます。
冷蔵庫
実は、冷蔵庫は小型サイズの方が大型サイズよりも電気代を消費します。 年間の消費電力を考えると設置できるのであれば大型冷蔵庫のほうが後々、電気代を抑えることができます。
サイズに注意
冷蔵庫には、放熱スペースが必要です。そのため、設置スペースにピッタリのサイズの冷蔵庫は放熱するスペースがないので電気代が逆に高くなります。
ドアを頻繁に開けない
ドアを開けるごとに庫内の温度が上がります。 事前に冷蔵庫から取り出す品物を決めておき何度も開閉しないようすることで消費電力を上げない対策につながります。
シーズンごとに庫内温度を調整する
室内の気温は1年中、一定ではありません。 冬場は弱、夏場は強に庫内の温度を設定しなおすことで無駄な消費電力を使用せずに済みます。
庫内に詰め込み過ぎない
冷蔵庫には適度に食品を保存しましょう。 スペースがないほど食品を入れてしまうと、熱効率が下がり余分に電気代がかかってきます。
電子レンジ
使用する時間を短縮することで、電気代を安くすることにつながります。
事前に冷蔵庫で解凍しておく
自然解凍でも良いのですが、冷蔵庫などで事前に解凍しておくと、電子レンジを使う時間が短縮できます。
庫内はいつも綺麗にしておく
電子レンジの庫内が汚いと、電磁波が反応して熱効率が落ちてしまいます。また、発火の原因にもつながるので、常に綺麗にしておきます。
⇒電子レンジの電気代は600Wと1000Wでどれだけ違う?
ウォシュレット
夏場は、あまり使用する方は少ないと思いますが、ウォシュレットを使用している家庭では、便座の保温機能を使用していると24時間、電気が消費されていることになります。 使用しなくてもよい時節柄には、電源をオフにすることで電力消費を抑えることができます。
なぜ電気代が高いのか?

電気代は、高くても見直すことで安くすることが可能です。
消費電力が高い家電の使い方を見直す
上記でも紹介してきましたが、消費電力が高い家電の使い方を見直すことで高い電気代を安くすることが可能です。 電気代の安い時間帯に使うことは勿論ですが、効率良く利用することで使用する時間を短くすることができます。 他にも古い家電は買い替えて消費電力が、かからなくすることも長い目でみると非常に電気代を抑えることにつながります。
待機電力を見直す
1年間の電気代で意外とかかっているのは、待機電力かもしれません。 年間、待機電力は5%かかっているというデータもあり、電気代が高い場合は馬鹿にならない金額になってきます。 待機電力は、スイッチを切ってもコンセントを抜かないと発生してしまう電気代です。 節電コンセントなどを上手く活用して待機電力で電気代を消費しないようにするのも効果的な節電方法です。
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アンペアの見直し
自宅に合ったアンペアに設置されていないと、基本料金を高く取られたりして余分に電気代を支払うことになる場合もあります。 アンペアは、高すぎても低すぎてもあんばいがよくありますせん。そのためには、1日に使用する電気料金を算出して適切なアンペアを認識する必要があります。
電気プランの見直し
自分のライフスタイルに合ったプランかどうか、電気プランを見直すことで高い電気代を安くすることが可能になってきます。 電気を主に昼間に使用するのか、夜間に使用するのかによっても、契約するプランは変わってくるでしょう。 このように、一度、どのプランが一番、自分にとり安くなるのか調べてみることも必要です。
さまざまなプランでシュミレーションを!
電力自由化以後、各電力会社がさまざまな魅力的なプランを打ちだしてきています。今回は家電製品の電気代という視点から最適なプランを探ってみましたが、他にも特典など見るべきポイントはいろいろあります。
選択肢が増えてきている現在だからこそ、比較検討をしっかり重ね、悔いのない決断をしたいものですね。