豪華絢爛!シャンデリアの電気代は?

そこにあるだけで空間を彩る非常に装飾性に優れ、シャンデリアごとにそれぞれが違う顔を見せてくれるインテリア。
だけど沢山の電球を灯す事でその高貴な雰囲気を放っているわけですが、実際にシャンデリアっていくらくらい電気代が掛かるんだろう?
やっぱり気になっちゃいますよね。
今回はそんなシャンデリアの維持に掛かる費用がどのようなものなのか、一番気になる消費電力がどのくらいかを見ていきたいと思います。
シャンデリアの電気代について
シャンデリアの電気代ですが、やはり安くはありません。
現在ではLED電球の登場でランニングコストを下げる事が可能になっていますが、それ以前は白熱電球や電球型蛍光灯が主流で本当にお金が掛かっていました。
例えば白熱電球を一つだけ使うシャンデリアフロアライトで見ますと、白熱電球の消費電力40W、一日の稼働時間は4時間での一日の電気代は4.1円、これを年間にすると1,492円となります。
灯り1つでこのお値段です。
シャンデリアの種類によってかかる電気代が違う!
ここからは実際にシャンデリアを比較しつつ、消費電力を比べていきたいと思います。
シャンデリア ジュエル(jewel)ホワイト6灯アンティーク風シャンデリア
今人気のあるこのシャンデリアは110V40W×6灯で、紹介はさておき消費電力を見ていきたいと思います。
白熱電球で計算した場合Ⅰ日8時間の消費電力は49.8円、年間の消費電力は17,908円となります。
またこれをLED電球で比較しますと同じ条件で1日の消費電力6円、年間での消費電力は2,238円となっています。
山田照明LED洋風シャンデリアCD-4280-L電球色
こちらはLED電球7.8W×4で電気代を計算します。
1日の稼働時間は同じく8時間。
この時の消費電力は1日で6.4円。
年間でかかる電気代は2,328円となります。
シャンデリア コンチェルト(concerto)ラスティブラウン シンプル 5灯アンティーク調シャンデリア
こちらは110V40W×5灯。1日8時間稼働時白熱電球の場合、1日の消費電力41.5円。
年間電気代は14,924円となります。
同条件でLED電球の場合は1日5円、年間では1,865円です。
シャンデリア オペラ ダークゴールド(12灯・10~12畳用)
こちらは40W×12灯。白熱電球で1日8時間稼働した場合の電気代は99.6円。
年間の電気代は35,817円になります。
LED電球の同条件での電気代は1日12円、年間では4,477円となっています。
yamagiwa(ヤマギワ) E-LED SERIES C-TYPE クローム C2178N
このシャンデリアはLED電球で60W×8灯、もしくは電球型蛍光灯のどちらかを使うようになっていますが、電球型蛍光灯に関しては後述で詳しくお話したいと思いますので、ここでは割愛させて頂きます。
電球型蛍光灯は明るさ60W、消費電力12Wで計算します。
条件は同じく1日8時間で算出しますので、1日当たりの消費電力20円、年間の消費電力7,163円。
LED電球(60W/6W)ですと1日9.6円となり、年間では3,581円になります。
DI CLASSE(ディクラッセ)Maestro-clear マエストロ シャンデリア クリアー LP2575CL
こちらは、60W×4灯白熱電球明るさ60W、消費電力60Wで算出します。
1日稼働時間8時間での電気代は49.6円。
年間消費電力は17,908円となります。
尚]LED電球では1日の電気代は4.8円。
年間消費電力は1,790円です。
アクリルクリア【シャンデリア クリア8灯】豪華装飾 ガラス製 クリスタルパーツ仕様
白熱電球での1日8時間稼働時の消費電力は66.4円となり、年間電気代は23,878円となります。
LED電球の場合、1日の消費電力8円。
年間での電気代は2984円となります。
シャンデリアと蛍光灯ってどんな違いがあるの?
電気代の差額は?
9灯シャンデリア(稼働時間6時間、LED電球5W)の場合の1日の消費電力は7.2円、年間消費電力2,518円です。
この時点で電球型蛍光灯よりも1,511円安くなっています。
シャンデリアフロアライト×4(稼働時間4時間、LED電球5W)。
1日の消費電力2円となり、年間消費電力は746円となり、こちらも電球型蛍光灯より448円安くなっているのが分かります。
2灯テーブルシャンデリア(稼働時間3時間、LED電球5W)ですと1日の消費電力0.8円、年間での消費電力は279円となりまして電球型蛍光灯よりも168円安くなっているのが分かりますね。
電球型蛍光灯
シャンデリアに使われてる主流な電球は白熱電球、LED電球の他に電球型蛍光灯と言うものがあります。
これは文字通り電球型にした蛍光灯であり、その形状にはD型のものやスパイラル状になっているものがありますが、どちらも性能は全く同じです。
ただし白熱電球やLED電球と異なる点が一つあります。
上記の2種類の電球はつける際にスイッチを入れるとすぐに点灯しますが、電球型蛍光灯は点灯するまでに時間が掛かります。
また点灯しても本来の明るさになるまでに時間が掛かり(5分~10分)、冬季など寒い時期はより顕著にこの症状が表れます。
白熱電球の上位互換
白熱電球の上位互換と言った方が分かりやすいかも知れませんね。
白熱電球の消費電力40Wに対して消費電力が8Wと非常に少ない利点を持ち、動作する寿命も白熱電球が1,000時間に対して、電球型蛍光灯は6,000時間と6倍にも伸びているのです。
今でこそLED電球の登場により以前よりも需要は減ったとはいえ、LED電球はまだまだ高価であり、白熱電球(約100円)が切れた時に電球型蛍光灯(約500円)に切り替える方も非常に沢山いらっしゃいます。
用途や好みで色を選べる
シャンデリアは装飾性に優れインテリアとして非常に高いものです。
白熱電球の電球色(暖色)だけでも十分に綺麗な灯りを灯してくれますが、電球型蛍光灯には電球色(暖色)以外に昼光色と昼白色と言う色合いの電球が存在します。
この昼光色と昼白色の色と言うのは色温度で分けられており、この色温度が高いほど光が青みがかり低いほどオレンジ色に近くなります。
昼光色は昼間の太陽光よりも強く青みがかった色合いに、昼白色は丁度昼間の太陽光に近い色合いとなっています。
白熱電球と比較するとどうなの?
前述で扱った白熱電球での消費電力の例に、電球型蛍光灯を当てはめて電気代を計算していきたいと思います。
まず9灯シャンデリアに白熱電球から電球型蛍光灯に取り換えてみます。
9灯シャンデリア(稼働時間6時間、電球型蛍光灯8W)での1日の消費電力が10.8円となり、年間消費電力は4,029円。
尚白熱電球の時の年間消費電力は18,133円となっていました。
次はシャンデリアフロアライト×4の消費電力を比較してみます。
シャンデリアフロアライト×4(稼働時間4時間、電球型蛍光灯8W)で1日の消費電力は3.2円となり、年間消費電力は1,194円となります。
こちらの白熱電球の年間消費電力は5,968円でした。
最後の2灯テーブルシャンデリア(稼働時間3時間、電球型蛍光灯8W)で1日の消費電力1.2円となっており、年間消費電力が447円となります。
白熱電球での消費電力は2,238円となっています。
以上が白熱電球と電球型蛍光灯との消費電力の違いになります。
合計から差額を換算しますと白熱電球が26,339円から電球型蛍光灯の5,670円を引きます
26,339円-5,670円=20,669円
ご覧のようにその差額は年間で20,669円も違ってくるのです。
シャンデリアの電気代を節電する方法とは?
今まで見てきたようにシャンデリアは非常に電力を使います。
そんなシャンデリアですからやはり重要になってくるのが電力節約です。
一般的には使っていいない部屋の電気を忘れずに消す事。
これはシャンデリアの消費電力を鑑みるに非常に有効な節電なのです。
またシャンデリアの電球を減らすと言う方もいるかと思いますが、確かに理論上は420Wのシャンデリアから210W分の電球を外す事で消費電力は減るでしょう。
しかしこの方法は電球を減らす事で十分な光源を確保出来ない為暗くなりますし、火災の原因にもなりますので止めておきましょう。
節電の主役はLED電球?
文中に何度も出てきたLED電球ですが、性能面や利便性では頭1つ抜きんでているほど優秀なのです。
消費電力は電球型蛍光灯の8Wよりも低い5W(ただし電球の明るさなどにより消費電力は変動します)となっており、何よりも目立つ長所が6,000時間稼働する電球型蛍光灯よりも長い40,000時間と言うから驚きです。
確かに導入費用としては割高(電球型蛍光灯が約500円、LED電球は約2,000円~3,000円)ですがランニングコストから見ればその差ははっきりします。
1年365日を時間単位で表せば8,760時間となります。
LED電球であれば1回つけるだけで24時間稼働したとしても4.5年間保つ事になりますが、電球型蛍光灯ですと40,000時間に到達するまで6回以上交換しなければなりません。
このような結果になりましたが、節電を考えている方には是非ともLED電球をお勧め致します。
確かに初期費用は掛かりますがLED電球を利用すれば、年間の電気代がぐっと安くなり、その差額で元を取るまでに大した時間は掛からないでしょう。
シャンデリアを安心して使いたいなら電気代を見直して節約!
豪華でインテリアとして栄えるシャンデリアを利用したいなら、断然LED電球での利用が節電にはおすすめです。また、電気料金プラン自体を切り替えるとそれだけでさらに電気代の節約になるかもしれません。
電力自由化で他の会社のお得なプランにも切り替えられますが、主要電力会社の中で料金プランを切り替えるだけでも節約になることも。
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