節電のために!お勧め省エネ家電のパソコンの選び方

省エネなパソコン選びのコツをつかめばもっと効果的に節電できます。パソコン買い替えの時にはできるだけ電力を使わずに自分が望む作業をこなせるようなものを選びたいですね。
ここでは省エネなパソコンの選び方をご紹介します。
お勧め省エネ家電 選び方 パソコンディスプレイ
パソコンのディスプレイは光や色を発するところですからそれだけ電力も使います。しかし、大きさや仕組みによって省エネ度が変わります。ここでは省エネのためのパソコンディスプレイの選び方をご紹介します。
パソコンディスプレイの大きさ
パソコンのディスプレイはできれば小さいものを選びましょう。液晶テレビと同じく、ディスプレイが大きいほど消費電力を使います。ノートパソコンとデスクトップパソコンでは、デスクトップパソコンの方がディスプレイが大きいですよね。
しかし、デスクトップパソコンの方が機能が高いので使いやすいです。高機能なパソコンをお求めの場合はできるだけ小さなディスプレイのデスクトップパソコンを選ぶことです。
デスクトップパソコンとノートパソコンのディスプレイ消費電力量を比較すると、ノートパソコンの消費電力量が約6割減になります。
機能を動かすにも電力が要りますので、そういう意味でもノートパソコンの方が省エネです。
LEDバックライトのディスプレイを選ぶ
最近のパソコンの液晶モニターにはLEDバックライトが使われていることがほとんどです。
※LEDバックライトとは
LEDを使ったバックライトのこと。LEDは少ない消費電力で明るさを持続できるのでかなり省エネになります。
しかし、中には古いパソコンでバックライトにLEDではなくCCFL(冷陰極管)という蛍光灯が使われていることがあります。CCFL(冷陰極管)はLEDより消費電力が高いので電気代がかかります。
省エネのためのパソコン液晶モニターのバックライトはLEDバックライトがおすすめです。
お勧め省エネ家電 選び方 パソコン HDD/SSD
パソコンの中にはHDDとSSDと言われる記憶装置があります。HDDとSSDなどの記憶装置の選び方によっても省エネ度は変わります。ここではHDDとSSDなど記憶装置の選び方をご紹介します。
HDDとSSD
ここではHDDもSSDもあまり聞いたことがないという人に向けて詳しくご説明します。
HDDとは?
HDDとは「ハードディスクドライブ」というパソコンの中の記憶装置の一つです。データを保存しておく場所でパソコンには必ず内蔵されています。パソコンの中にはいくつかの記憶装置が内蔵されており、HDDは補助的な記憶装置です。
パソコン内では、Cドライブ、Dドライブと呼ばれることもあり、データを保存できる容量はパソコンによって違います。HDDの容量の単位は「MB(メガバイト)」「GB(ギガバイト)」「TB(テラバイト)」で容量が大きいほど、保存料が増えます。
SSDとは?
SSDも記憶装置のひとつです。フラッシュメモリを使った記憶装置で、従来までのHDDよりも読み書きが早いのに消費電力は低いので好評です。
※フラッシュメモリとは
電気的にデータを書き換えたり、読み書きできる記憶装置のことを言います。
最近は省エネな面からもHDDよりもSSD内蔵のパソコンが選ばれます。SSDはノートパソコンよりもデスクトップパソコンに使われていることが多いです。
HDDのインチ
HDDにはインチというサイズがあります。3.5型、2.5型と表示されているのがHDDのインチです。HDDは円盤状になっており円盤のサイズをインチで表示しています。
3.5型はデスクトップパソコン、2.5型はノートパソコン、小型デスクトップパソコンに内蔵されています。3.5型の方がサイズが大きいのでそれだけ書き込み量も増えますが、2.5型の方が消費電力が低いです。
HDDの回転数
HDDの磁気ディスクが回る回転数によって消費電力と性能が変わります。10000回転/分(10000rpm)はかなり高性能で、7200回転/分(7200rpm)が普通、5400回転/分(5400rpm)は性能は落ちますが省エネです。
性能面を重視するなら10000回転/分(10000rpm)、省エネを重視したいなら5400回転/分(5400rpm)がおすすめです。
※性能とは読み書きの性能を指します
10000回転/分(10000rpm)のように回転数が早いほど読み書き速度が上がります。
お勧め省エネ家電 選び方 パソコン メモリー
メモリーはHDDやSDDと同じくパソコンの中の記憶装置のひとつです。記憶装置の中でも主役な存在なので、選び方によって省エネ度の違いが大きくなります。
ここでは省エネなメモリーの選び方をご紹介します。
メモリーとは?
メモリーとはパソコンの主記憶装置です。アプリやシステムを動かすために必要なデータを保存管理しています。HDDやSDDと同じように、最近では容量が大きくて高速、さらには省エネ化が進んでいます。
省エネメモリーの条件
省エネのためには自分に合った容量のメモリー選びをすることです。メモリーはパソコンの中でも常に電力を必要としているパーツです。メモリーの容量が多いほど読み書きの処理速度が上がります。
省エネだけのことを考えると容量が少ないメモリーを選ぶのがおすすめです。しかし、パソコン作業が多い場合は容量が大きいメモリーにしなければ、処理速度を上げるために無駄な電力が使われて、結局省エネにはなりません。
最適なメモリーの選び方
最適なメモリー容量を選ぶと無駄な電力を抑えられる上に作業もはかどります。メモリーは作業の内容によって容量を選びましょう。
・16GB
本格的な映像編集、制作などをしたい
・8GB
画像や映像ソフトを使いたい、同時に複数ソフトを使いたい
・4GB
ExcelやWord、画像、映像、Web閲覧を主に使いたい
・2GB
画像、映像、Webを閲覧するくらいでいい
このように求める作業内容によってメモリーの容量選びは変わります。作業が多いのに容量が少ないメモリーを選んでしまっても省エネにはなりません。また、作業が少ないのに容量が大きなメモリーを選ぶと無駄な電力を使うことになります。
お勧め省エネ家電 選び方 パソコン CPU
「パソコンの脳」と言える「CPU」選びによっても消費電力量が変わります。また、作業効率も変わりますのでパソコン選びの時にはCPUにもこだわりたいところです。
ここでは省エネのためのCPUの選び方をご紹介します。
CPUとは?
CPUとは中央演算処理装置 (central processing unit )のことで、マウスやキーボード、ハードディスク、メモリーなどから出された命令を正しく受け取り、正しく処理や計算をする装置です。
CPUがなければパソコンは動きません。生物でいうと脳のような役割を果たすのがCPUです。
性能が良いCPUがおすすめ
CPUは性能が良い方が消費電力が少なく省エネになります。安すぎるパソコンはCPUの性能が悪く、その分、処理に時間がかかるので消費電力を使う上にパソコン作業もはかどりません。
最近はデスクトップパソコンよりもノートパソコンの方が処理速度が早く高性能で省エネなCPUが内蔵されています。しかし、パソコン全体に見ると作業が多い場合はメモリーやHDDなどとの兼ね合いもあり、デスクトップパソコンの方が省エネです。
CPUの性能の選び方
それでは具体的にパソコン作業に合ったCPUの性能の選び方についてお話しします。CPUには、Intel(インテル)とAMDというメーカーがあります。
Intel(インテル)
Pentium(ペンティアム)、Celeron(セレロン)、Core i(コアアイ)、Core 2 Duo(コアツーデュオ)などが有名です。
AMD
Dulon(デュロン)、Athlon(アセロン)、Turion(テュリオン)、Sempron(センプロン)などが有名です。
ここではパソコン作業の量に合った性能のCPUのおすすめブランドをご紹介します。
・WEB、動画、写真閲覧、 音楽視聴、ExcelやWordの使用など
一般的にはこの程度のパソコン作業なら普通の性能のCPUがおすすめです。しかし、省エネを考えるのならもう少し性能が上のCPUだと尚おすすめです。
普通の性能でいいのなら「Pentium Dual-Core」「Athlon II X2」など。
もう少し性能がいいCPUを選ぶなら「Core i5」や「Phenom II X3」「Core2」などで大丈夫です。
・イラスト制作、写真・画像編集、加工など
Illustratorなどのソフトを使ってイラストを制作したり、写真や画像の編集や加工をするにはそこそこ高性能なCPUがおすすめです。製品としては、「Core i5」「Core2」「Quad Phenom II X4」「Athlon II X4」などがおすすめです。
・高画質の動画閲覧、3Dゲームで遊ぶ、本格的な映像制作、同時に複数ソフトを使う
高画質での動画閲覧、3Dゲーム、映像制作、同時に複数ソフトを使う場合も同時処理やたくさんの処理をしなければいけないので高性能なCPUが必要です。製品としては「Core i7」「Core i5」や「Core2」「Phenom II X6」などがおすすめです。
これを参考に作業量にふさわしいCPUを選ぶとちょうどいい処理速度を保てるので、無駄な電力を消費せずに省エネで使えます。
お勧め省エネ家電 選び方 パソコン まとめ
ここでもう一度、できるだけ省エネで使えるパソコンを選ぶポイントを押さえましょう。
ポイントは次の通りです。
・ディスプレイ
できるだけ小さいサイズのディスプレイを選び、LEDバックライトのものを選びましょう。
・HDD/SSD
HDDよりSSDの方がおすすめで、HDDなら作業量に合わせてできるだけインチ数が低く、回転数が高いものを選びましょう。
・メモリー
メモリーは作業量に合わせてできるだけ容量が多いものを選びましょう。
・CPU
CPUは作業量に合わせてできるだけ性能の良いものを選びましょう。
いかがでしたか?
単純に高性能、高機能なパソコンを選べば作業の幅が広がり、はかどりやすくなり省エネにもなります。しかし、その基準は作業の量と幅で変わりますので、バランスを取りながらちょうどいいパソコンを選ぶことです。
パソコンをたくさん使用するなら電気料金プランも見直してみませんか?
このように、省エネパソコンを選ぶためにはLEDバックライト、容量が多いメモリを選ぶといったポイントを抑えましょう。
電気代の節約がしたいならパソコン自体の省エネ機能も大切ですが、それ以上に電気料金プランが最適なものであるかも大切です。電力会社の見直しで大幅に電気代が削減できるケースがあります。
興味がある方は一度タイナビスイッチで電気料金シュミレーションをしてみましょう!簡単な入力ですぐにどれくらい安くなる料金プランがあるのかが分かりますよ。