食費を節約!安くて栄養豊富な野菜を長く保存する方法

主婦の立場で節約を考えた場合、どのような節約方法があるでしょうか?主婦が毎日必ず行うことといえば食事の支度です。食事の支度、すなわち料理は食材を買うところから始まります。
食材の調達と料理方法を上手に行えば、コストを抑えて美味しい食事を作ることは充分可能です。まさに主婦の腕の見せ所ですね。しかし食事を作る上でももう一つ忘れてはいけない要素があります。
どんな安くておいしい食事を作ったとしても、栄養のバランスがしっかりととれていなければあまり意味がありません。毎日家族の食事の用意をするということは、家族の健康管理を任されているようなものです。
食費は倹約しつつも栄養はしっかり摂れる美味しい食事を作ってこそ、主婦の面目躍如ではないでしょうか。
食費の節約の観点から、食材の日持ちの良さに注目
まず節約の要素に重点を当てて考えた場合、日持ちの良い食材を選んだ方が何かと便利です。冷蔵庫保存で一週間ももつものであればあまり気にせずまとめ買いが出来ます。
食材はスーパーで買うことになると思いますが、特に生鮮食品は日によって値段が変わり、特売の日にはとてもお買い得に売られています。
安い時にまとめ買いをするのが食費を節約する基本ですが、大量にまとめ買いをしても保存中に腐らせてしまっては意味がありません。そのため日持ちの良い食材は扱いやすい食材といえます。
日持ちが良く栄養価が高い食材といえばヨーグルトや納豆、ソーセージや缶詰などの魚の加工品が挙げられます。ヨーグルトは牛乳と比べても賞味期限が長いという長所があり、発酵過程でさらに栄養分がアップしているため栄養的にも優秀な乳製品といえます。
同じく発酵食品の納豆も非常に日持ちが良く植物性の優良なタンパク質を多く含み、肉類ようにコレステロールの心配が無く、とても栄養価に優れる食材です。
缶詰は日持ちの良さは文句なしです。サバの水煮やシーチキンを常備しておくと簡単に主食となるメニューのメイン材料になり得ます。スーパーの特売の時にまとめ買いしたい代表ですね。
日持ち良い野菜、日持ちの悪い野菜
野菜はポピュラーなものならほとんが安価であり日々の食事での栄養を考えるなら必須の存在です。日持ちの良さに差があり、保存が難しいのが野菜です。
しかし野菜は豊富なビタミン源であり、栄養バランスの良い食事を作る上で最も重要な食材といえます。現代人は慢性的な野菜不足であり、いかに野菜をしっかり食べるかが良い食事の最大のポイントです。
気が付くと芽が出ているジャガイモ…冷蔵庫でデロデロ状態のほうれん草やキュウリ…野菜は生鮮食品であり、種類によって日持ちの良さも変わってくるため管理するのが意外に大変です。
また単純に冷蔵庫に入れておけばOKというわけでもなく、一工夫することで野菜の保存性を上げることができます。
白菜は新聞紙に
白菜は本来ならば日持ちの良い野菜です。適切に保存すれば半月以上持ちます。基本的に冷蔵庫の野菜室でOKですが、新聞紙に包んで保存しておくとより日持ちが良くなります。
キュウリを日持ちさせるには?
キュウリはそのほとんどが水分であり、傷みやすい野菜といえます。冷蔵庫で保存しても美味しく食べられるのは3,4日、せいぜい一週間が限度と考えるべきです。
基本的に日持ちは悪い食材と考えましょう。キュウリは冷やし過ぎるとよくないので冷蔵庫の野菜室がベストです。そして出来れば縦にして保存すると日持ちが良くなります。また、切り口には新聞紙やキッチンペーパーで包んでおくとより鮮度の維持になります。
トマトは夏以外なら冷蔵庫外でもOK
トマトは冷蔵庫の野菜室保存で賞味期限はおよそ二週間程度です。売られている状態ではまだ青っぽくても冷蔵庫で一週間くらいすると赤い完熟になります。
もちろん売られている時から完熟状態のほうが栄養価は高いですが、完熟状態だと日持ちは悪くなります。夏以外なら直射日光を避け、出来るだけ涼しい所に置いておいても問題はありません。
何処に保存するにしても、ヘタを下にして置いておくと日持ちが良くなります。
ジャガイモは芽が出ないように注意しましょう
ジャガイモから生える芽は毒だから食べると大変なことになる!という説は昔から根強くあります。たしかにジャガイモの芽は【ソラニン】という有毒物質を含んでいます。ではジャガイモの芽を食べてしまうと実際にどうなるでしょう?
ソラニンはなんと猛毒で知られるサリンと酷似した神経性の有毒物質といわれています。しかし、サリンとは濃度が桁違いに少量ですので安心してくださいね。
ソラニン中毒の症状には頭痛や眩暈、吐き気などがありますが、ジャガイモの場合ならソラニンが集中している芽や皮を1~2kgくらい食べるとソラニン中毒になる可能性があります。
普通はそんなに食べないので芽は出来る限り除くように心がければまず問題ありません。子供は大人よりも中毒の耐性が低いことが知られているので、子供に食べさせる場合は芽を入念に取り除き、出来れば皮は剥いた方が良いでしょう。
明るい場所に置くとソラニンが増えやすいため保存は必ず冷蔵庫か、新聞紙などに包んで暗く涼しい所に置いておきましょう。
値段は安く、栄養たっぷりな食材は?
スーパーに行けば実に様々な食材が売っており、値段もピンキリ、いわゆる高級食材と言われる非常に高価な食材も売られていますが、値段が高いからといって決して栄養価が高いというわけではありません。
安くても栄養価の高い食材をチョイスして美味しく料理出来れば、それはとても賢い節約方法といえるのです。
納豆
前項目の日持ちが良い食材でも紹介しましたが、やはり納豆は安くて栄養価の高い食材の代表格です。そのまま食べることが出来るので、一人暮らしの学生さんや社会人に向いてますね。
料理というよりはご飯のおかずにそのまま食べる感じです。さすが夕食にこれをメインディッシュにすると手抜き感が否めないので、時間の無い朝食などに活用すると良いでしょう。
スーパーで売られている大葉をちぎって入れると美味しさがUP、さらに大葉の栄養素も加わり尚可です。大葉がある場合は納豆巻きを作っても良いですね。
ブロッコリー
ブロッコリーは生産がとても安定しているため、一年を通して値段が変わらず安く買える野菜です。ブロッコリーは茹でて食べるのが一般的ですが野菜スティックのように切って生食するのが最も栄養効率が良くなります。
ブロッコリーを生で食べるとレモンの約二倍のビタミンCを摂取出来ます。茹でるとビタミンが減ってしまうので茹で過ぎには注意しましょう。
もやし
もやしは安い野菜の代表格です。一袋20円くらいで売られている場合もあります。あまりに安すぎて少し不安になりますね。もやしは芽を水に浸しておくだけで育つため超低コストで製造できるのです。
しかしもやしに栄養はあるのでしょうか?と考えがちですが、実はなかなかバカにできない栄養価があります。もやしの主な栄養素にビタミンCがあります。風邪予防には欠かせない栄養ですね。さらにビタミンCはコレステロールの低下にも繋がります。
そしてもやしにはアスパラギン酸という、アスパラの主な栄養素となる非常に栄養価の高い成分が含まれています。アスパラギン酸は高い疲労回復効果があることが知られています。もやしの入ったレバニラ炒めは夏バテ防止に最適なメニューです。茹でても炒めても独特のシャキシャキ感が美味しいですね。
アボガド
だいたいどこのスーパーでも100円程度で買えるアボガドは森のバターと呼ばれるほど栄養価が高い野菜です。皮がワニの革にそっくりだったために昔は鰐梨(わにし)とよばれていたそうです。
アボガドは古代アステカ文明では生命の源とよばれ珍重されていました。
アボガドは脂肪を多く含みますが植物性のためコレステロールの心配はほぼありません。アボガドに豊富に含まれるオレイン酸は悪玉コレステロール対策となり血液サラサラ効果があります。ちなみにオレイン酸はタマネギにも豊富に含まれる栄養素です。
アボガドは味がほとんどないため、サラダに入れるか、ハンバーグの付け合わせにするなどの活用法が一般的です。
まとめ・食費の節約は知識の蓄積によって差が出ます!
現代人はとにかく野菜不足が懸念されています。そのため野菜をいかにたくさん食べるかが良質な食事の大切な要素です。
ここまで紹介した以外では、ほうれん草、ピーマン、キャベツ、などが安くて栄養たっぷりの野菜の代表です。大根は消化酵素が豊富なために胃腸の調子を整える効果があり、出来れば毎日でも食べたい野菜ですが値段は年間通じてけっこう変動して、冬以外はやや高めです。
卵が完全栄養食と呼ばれ、非常にバランスがよく高い栄養価な食材であることは言うまでもありません。冷蔵庫に常備して一日一個は食べるようにメニューに組み込むと良いでしょう。
今回紹介した食材に関する節約がまさにそうですが、節約とは詰まるところ節約に関する知識の蓄積です。そのため多岐に渡る食材から材料を選んで料理を作る、毎日の食事はそれを担当する主婦の知識の差で大きく差が出る、節約の遣り甲斐のある家事ですね。
美味しい野菜を摂って節約もしながら健康的な生活を!
コストを抑えて健康的な食生活をするなら、野菜をたくさん摂ることが大切です。この記事を参考に野菜の保存方法や安い野菜を活用してみてください。
より生活費の節約がしたいなら、電気代も気になるという方が多いと思います。電気代節約には料金プランの見直しが手っ取り早いです。電力会社の切り替えで月4,500円も電気代が安くなる場合があります。
気になった方は一度タイナビスイッチで電気料金シュミレーションをしてみませんか?簡単な入力で電気料金プランの比較ができます。一度お試しください。