電力自由化 茨城県で一番お得な電力会社は再エネ?比較の結果

茨城県の電力自由化はちょっと特徴的です。再生可能エネルギー導入が拡大する中で、地域密着型のサービスを提供する新電力も登場しています。茨城県から契約できる新電力と、東京電力の新プランやサービスを紹介していきます。
茨城県でお得な電力会社を比較してみた
電力自由化後の茨城県で電気料金が一番お得になるのはどこの電力会社でしょうか。実際にタイナビスイッチのシミュレーションを使って比較してみました。条件は、以下のとおりです。
- 現在のプランは東京電力の従量電灯Bで40A
- 一戸建て4人暮らし、寝室は2部屋
- 未就労者は2名
- 4月の電気料金が1万円
- 太陽光,IH,エコキュートは未設置
- 平日の電気は平均的に使用し夜は常に在宅
この条件で最も電気代が安くなるのはどこの電力会社か、タイナビスイッチで比較してみました。
年間8,000円以上の節約効果!お買い得の再エネ新電力
タイナビスイッチでシミュレーションをした結果、最も電気代が削減できるのはミツウロコグリーンエネルギー株式会社の従量電灯でした。年間想定節約額は約8,395円で、電力会社をミツウロコグリーンエネルギーに乗り換える他には何もせず、毎年8,000円の貯金が可能になるのです。
その秘密は単価の安さにあり、電気を多く使う家庭であるほど、従来の従量電灯に比べて大幅な節約効果が実感できるプラン設計です。
太陽光発電設備容量全国2位!新エネ導入が進む茨城
震災後の茨城県では地域のエネルギー自給率を向上し、エネルギー先進県となることを目標に「いばらきエネルギー戦略」が策定されました。このプロジェクトによりメガソーラーやウィンドファームの設置が進められ、再生エネルギーを活用して農業を活性化させるプロジェクトなどに取り組んでいます。そんな茨城県では、電気の自給自足を進める地域新電力も現れています。
茨城県で電気の地産地消!水戸電力
茨城県の水戸電力は関連産業の活性化による「地域貢献」を目標に、発電事業と電力の売買事業に乗り出しました。
電気を多く使う家庭に向けた電気料金プランも発表されています。
水戸電力は従量電灯!2段階目以降がお得になる
水戸電力の従量電灯Bは30A以上の契約電力で契約することが可能となり、基本料金は東京電力の従量電灯Bと同様ですが差がでるのは電力量料金です。第2段階料金は1kWhあたり1円以上安くなり、第3段階料金は2円以上安くなります。従量電灯Cは10kVAで固定なので、商店や事務所向きです。
食の地産地消に注目される昨今、電気も地産地消を目指す動きが出てきています。水戸電力では地域のサッカーチーム「水戸ホーリーホック」を応援するプランも用意されるなど、電気料金のお得さと共に地元経済の発展を目指すなら、こういった地域新電力を選択するのも1つの選択肢です!電気の調達力は、バックアップ制度によって全てのエリアが保護されていますので安心です。
他にも茨城県で契約できる新電力がたくさん!
東京電力エリアに向けて進出してくる新電力は非常に多く、あらゆるセット割や特典を用意してユーザーの乗り換えを促しています。
茨城県で契約できる新電力 |
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ソフトバンクでんき |
KDDI(auでんき) |
JXエネルギー(ENEOSでんき) |
東燃ゼネラル石油(myでんき) |
株式会社Looop(Looopでんき) |
アイ・グリッド・ソリューションズ(スマ電) |
みんな電力 |
MCリテールエナジー |
HTBエナジー 他多数 |
興味がある新電力はありましたか?今後も新しく家庭向けの電力供給サービスをスタートしたり、新電気料金プランを発表してくる事業者が現れると予想されます。数カ月に1度は電気料金プランの比較と見直しをしてみると、新しい発見があるかもしれません。それでは、新料金プランの一例を見てみましょう。
東京電力のプランはスッキリとして隙がない!セット割も充実
東京電力は精力的に異業種との連携を進めており、あらゆるニーズやライフスタイルに対してお得さと電気を提供しています。
4種の新プラン+従量電灯で比べやすい
電力自由化後の東京電力は、全5種類のプランから選択できるようになります。使いやすくて選びやすい、新プランのスタンダードS,L,Xは契約容量でどれを選ぶかが決まります。さらにスタンダードXは、スマートメーターで計測された使用電力量の大きさで基本料金が決まるスマート契約(実量制)を採用しています。
他にも昼間の外出が多い人向けの夜トク8,12が用意されています。夜トク8と12の違いは夜間電力を使える時間の長さと単価にあり、ライフスタイルに合わせて使いやすい方を選択できるのです。またオール電化住宅向けのスマートライフに、定額料金+従量電灯のプレミアムプランが初登場しており、これは毎月の電気使用量が400kWhを超えるなど、電気の使用量が多い家庭向けの料金体系です。
スタンダードプランとプレミアムにはバラエティ豊かなセット割!
東京電力はあらゆる異業種企業と提携しているといいましたが、その幅と厚みは電力会社随一です。しかも、ガス会社10社にTポイントやPontaといった共通ポイント、ソフトバンクに住宅に複数のインターネットプロバイダなど、家庭に関するあらゆるサービスとのセット割サービスが提供されます。サービス利用者専用のプランも存在します。
ソフトバンクユーザー専用の定額料金プラン!
東京電力には、ソフトバンクのスマホやインターネットといった電気通信サービスユーザーを対象とした専用プラン、TEPCOプレミアムプラン for ソフトバンクが存在します。TEPCOとは東京電力のことです。
基本料金は実量制で1kWあたり432円00銭、定額料金は7,020円00銭で300kWhまで電気を使えます。この範囲を超えると従量制になり、1kWhあたり25円89銭・400kWh超で1kWhにつき30円02銭となります。
TEPCOプレミアムプラン for ソフトバンクの契約期間は2年となっており、途中解約には原則として2,500円の期中解約金が請求されます。
エアロテック住宅でスマートな電気!ムダのない専用プラン
三菱地所ホームの「エアロテック」をご存じですか?空気の循環にムダがなく、空調の効率を高めるエアロテックを採用した新築戸建住宅に東京電力の専用プランが用意されます。これはプレミアムプランとスマートライフプランがカスタマイズされたもので、ムダなくエネルギーを使う住宅にピッタリの料金体系です。
茨城県でお得な電力会社を探すならタイナビスイッチ!
電気に安さだけではなく、クリーンであることやCO2排出量が少ないことを求めるなら新電力との比較は欠かせません。タイナビスイッチでは茨城県から契約できる電力会社の一括比較だけではなく、電力会社を指定して電気料金をシミュレーションすることも可能です。地域の新電力や気になるセット割を持つ電力会社を見つけたときは、タイナビスイッチで節約額をシミュレーションしてくださいね。