『家電の断捨離』で家のメタボを解消!節電と幸運をゲット!

毎日の生活の中である程度の整理整頓をしながら暮らして入るものの、年々持ち物は増えていきます。
便利だと思って買った家電製品が、意外と場所を取っています。断捨離とは自分と物の関係を見直し、不要な物を断ち捨てて離れることです。
子育て時代には役に立っていたホームベーカリーなども、夫婦二人になり使わなくなっていたら、それはその物との関係性がなくなったからです。
家中の使っていない家電製品を一つ一つ見直して客観的に判断し、必要でないものは思い切って処分すると、広い空間が手に入るだけでなく心の中もスッキリと整います。
人の心は不思議で、ホームベーカリーがあれば「パンを焼かなくては」と思ってしまい、コーヒーメーカーがあれば好みが紅茶に変わっていたとしても「美味しいコーヒーを淹れなければ」と思ってしまうものなのです。
使わないものを思い切って処分すれば物の呪縛にとらわれることがなくなるうえ、節電にもつながります。また、断捨離は快適に暮らせて、幸運や金運が舞い込むと言われているそうですよ。一度、使ってない家電を見直してみませんか?
不要な家電を処分して家のメタボを解消
ここ何年も使っていなかった家電製品はありませんか?
運動をすると新陳代謝が良くなりメタボが解消され、恋人ができるなど良いことがあるように、不要品を処分して風通しを良くするとツキが巡って来ます。
不要品を処分するとポジティブ志向になれ、厳選した少ない持ち物で暮らすようにすると、時間の節約にもなります。
全然使ってない家電をリストアップしてみましょう
我家の家電の見直しで不必要だったのは、趣味的な家電のオーディオ機器やHDD、DVDレコーダーだったり、フードプロセッサーやコーヒーメーカーなどこだわりの調理器具などでした。
いる、いらないはそれぞれの家庭によって違いますので、あくまでも我家の断捨離家電リストを作って検討してみます。ちなみに以下は我が家の使わない家電ベスト10でした。
1、食器洗い器
子どもが独立して夫婦二人暮らしになってからはほとんど手洗いですませているが、コンセントはさしたままなのでで、待機電力は消費されているのが現状です。
2、布団乾燥機
仕事をしていた時は布団が干せなかったが、在宅で仕事をするようになって晴れた日はいつでも干せる状況になったため、ここ数年は使っていません。
3、フードプロセッサー
二人分の食事作りなら包丁を使った方が早く、後始末が簡単です。
4、ミシン
暇になったらミシンでスカートや袋物を縫おうと買ったものの、ほとんど使っていません。
5、金魚運動「ゆらっこ」
寝転んで足を乗せ、電気を入れるとユラユラゆれてダイエット効果があるという運動器具ですが、ほとんど使っていません。
6、アイロン
普段は形状記憶のカッターシャツやアイロンの必要のないものを選んで着てきています。
7、ミキサー
電気を加えると果物の成分が破壊されるので手絞りの機械を使っています。
8、コーヒーメーカー
好みが紅茶党に変わったことと、掃除が面倒なためほとんど使っていません。
9、自動掃除機「ルンバ」
我家は狭く、意味がないことに気付きました(笑)
10、多機能付き電子レンジ
温め機能しか使っていない現状です。
こうして見渡してみると、欲しくて買ったものの実際は使っていないものも多く、家電商品はかさが高いので収納場所を取っています。それ相当のお金をかけたものなので処分しがたいんですよね。
普段使っていなくてもたまには使わなくてはと、取り出して使うのもストレスとなります。断捨離することによって無理に無駄な電力を消費することもストレスもありません。
節電のための断捨離あれこれ
家電商品は使用のしかたで節電することが可能です。冷蔵庫やエアコン、テレビなどほとんど一年を通して使う家電の合理的な使い方について考えてみましょう。
冷蔵庫の節電について
冷蔵庫の上のものを断捨離
冷蔵庫の上に物を乗せると排熱効果が悪くなり、電気代が余分にかかります。
冷蔵庫の中のものを断捨離
入れる必要のないものを入れている場合もあります。例えばジャガイモやサツマイモ、ゴボウなどやレトルト食品などは冷蔵庫に入れる必要はありません。
また、冷蔵庫の詰め込み過ぎは余分に電力を消費するので、7割以上詰めないようにすることが節電するコツです。
冷蔵庫の裏の掃除で節電
冷蔵庫の裏はまめに掃除がしにくいところですが、突っ張り棒などにぼろ布を巻き付けてほこりを取り除くと電力の無駄が抑えられて冷蔵庫が効率よく冷えるようになります。
エアコンの節電について
エアコンを使用しないで涼をとる方法
この方法は住宅が密集した都会や気温の高い地域では体調を崩す恐れがあるのでおすすめすることはできませんが、夏の場合、窓や玄関に網戸を取りつけ、よしずやすだれを利用してみましょう。
朝顔やゴーヤを植えてグリーンカーテンで家の周りを覆うと、室内の気温は2℃くらい低くなります。
また、室内のインテリアもブルー系で統一したり、食器をガラス器具を使ったり、小物を竹や籐製品にするだけで涼しく感じます。着るものも工夫して体に密着したものを着ずに、通気性の良いリネンなどの服を着ると、室温が多少高くても快適に過ごせます。
家の中に上手に風を取り入れると、エアコンをつけなくても快適に過ごせる日もあります。夏はエアコンをつける前に外の暑さを確認してから、窓を2ヵ所以上開けて風の入り口と出口を作ると節電することができます。
エアコンを使う場合のヒント
エアコンのフィルターをこまめに掃除することで、無駄なエネルギーを使わずに部屋を温めたり冷やしたりできます。夏は室外機によしずなどを使ってで日差しを遮り、室外機の周りの温度を上げないように工夫します。
また、室内に温度計と湿度計をつけておくと、エアコンをつけるべきかどうか、また冷房が良いか除湿が良いかの判断基準になります。
テレビの節電について
週に1日はテレビをつけない日に決めると、読書や趣味の時間がとれ、生活に変化が見られます。家事をしながらや雑誌を見ながらテレビを見るともなくつけているなら、ラジオにすると消費電力が少ないので節約することができます。
テレビは音量を下げればそれだけで消費電力を抑えることができるので、音量が大きすぎないかをチェックしてみましょう。
待機電力の消費量が多い家電製品
家電製品は使用しなくてもコンセントをつないでおくだけで電力がかかりますが、この電力を待機電力と言います。
電力消費量の内、待機電力によって消費されるのは全体の6%ですが、新商品の開発によって年々待機電力の消費量は節約されている傾向にあるようです。
待機電力が最も多いと言われるガス温水器
お湯を沸かすのはガスですが、その操作をしているのは電気です。
キッチンでの洗いものにお湯を使ったり、お風呂の追い焚きした後、ついそのままにしがちですが、すぐに使わない場合はこまめに消すようにすると、電気代を節約することができます。
ガス給湯器の一世帯あたりの年間待機電力による電気代は約1400円ほどなので、心がけ次第で節電することができます。
冷暖房兼用のエアコンも待機電力代金が高い
春や秋など使わない期間や客間などめったに使わない部屋はコンセントを抜いておくと、年間にして600円ほど節電できます。
その他にも使用していないとき瞬間湯沸かし型の電気ポットのコンセントをつけたままにしたり、ドライヤーのコンセントをつけたままにしたりなど、うっかりしていることも多く、家の中を見渡せば、まだまだ待機電力は節電できるようです。
また、温水便座の温度を季節によってこまめに調節したりすることでも節電できます。
私たちが暮らしていく中で今や家電製品はなくてはならないものですが、なくても何とかなるものもあります。ライフスタイルが変わると、今まで必要だった家電商品も不必要になる場合があります。
高かったからとかいつか使うかもしれないからといつまでも保管していても、家電商品は年々消費電力や待機電力が抑えられた新製品が出ているので、結局使わずに処分することになりがちです。
現在必要なものをセレクトして使っていない家電商品を断捨離することで、広い空間と少ないもので心地よく暮らすことができます。
断捨離することは、片づけて物を処分すると言う行動を通して、自分自身の心と向き合う一種の修行です。家の中の使っていない家電を処分することで、自分の中に住み着いていたマイナスの感情も一掃されるかもしれませんよ。