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ワインセラーは冷却方法により電気代が違う?!

ワインセラー

ワインセラーは、冷却方法により電気代が異なってきます。
冷却方法は、コンプレッサー式、アンモニア熱吸収式、ペルチェ式の3種類がありますが、どれくらい電気代が違ってくるのか比較してみました。

ワインセラーの種類おさらい

コンプレッサー式

加温、加湿機能が装備されており効率よく冷やすことができるタイプです。
主に冷蔵庫、ガラス式ショーケースなどを冷やすときに利用されています。
冷媒をモーターで作動させるので、モーター音がします。
最近のタイプは、低振動になってきているのでそれほど気になりません。

アンモニア熱吸収式

媒体にアンモニアを用いて電気ヒーターを使い冷風を循環させます。
静音ですが、冷えるのに時間がかかるため電気代がかさみます。

ペルチェ式

冷却効率が悪いため小型サイズしかありません。
ペルチェ式のワインセラーはリーズナブルですが、排熱するためのファンが必要になってくる為、小型サイズでも電気代がかかってきます。

コンプレッサー式とペルチェ式の電気代はどちらが安いのか?

同じように使用するワインセラーで比べてみると下記のようになります。

方式 タイプ 定格消費電力
コンプレッサー式 フォルスタージャパン26本タイプ 85W
ペルチェ式 デバイススタイル18本タイプ 90W

定格消費電力がそのまま消費電力になるので、コンプレッサー式のほうが僅かですが電気代が少ないのが分かります。

ペルチェ式は、24時間中冷媒が稼働しているのに対してコンプレッサー式は1日4~6時間冷媒するだけで十分に庫内が冷却されます。
その為、ペルチェ式はコンプレッサー式よりも3~5倍の消費電力がかかってきます。

コンプレッサー式は冷却性能が優れている

ペルチェ式に比べてコンプレッサー式は冷却機能が5~10倍優れています。
どちらも機能は同じですが、ペルチェ式は冷やすのにコンプレッサー式よりも数倍の時間を必要とする為、電気の稼働時間が長くかかり電気代がかかってきます。

しかし、ワインセラー自体の値段はペルチェ式は、加温や加湿機能がない為、部品点数が少なくて済み、その分安くなります。

同じ環境下での1日あたりの電気料金の比較

設置環境
外気温度25度
ワインセラーの庫内の温度14度
平均湿度70%の環境下で15日間ワインなしで測定。
全て12本収納タイプで統一。
電気料金は、東京電力の電気料金目安基準単価27円で算出しています。

方式 電気代
コンプレッサー式 約6円
ペルチェ式A社 約56円
ペルチェ式B社 約50円

コンプレッサー式の場合、1年間で約16000円も電気料金が安いという結果になりました。

ワインセラーの電気代測定条件の重要性

ワインセラーの電気料金は、同じ製品でも試験条件により消費電力量が変わってきます。
自社測定
外気温25度で試験をした場合の12本収納タイプ(80kWh)の1年間の電気代
80kWh×27円=2160円
JIS規格
外気温30度、湿度70%、庫内設定温度12度 180 kWh/年で試験をした場合の12本収納タイプ(80kWh)の1年間の電気代
180 kWh×27円=4860円

このように試験条件が違うことで消費電力にかなりの差額が生じます。
ワインセラーを検討する場合は、電気代測定条件を確認することが大切になってくると言えるでしょう。

ワインセラーの電気代を節約方法は温度にあり

“温度計”

ワインセラーはワインを適温で保存する事が目的です。
ワインを良い状態で保存するためにもドアを頻繁に開けていると中の温度が上がり余分な電気代がかかってきます。
ワインに理想の温度と湿度をキープするためには、ドアの開閉は少なくすることが電気代を節約することにもつながります。

ワインを詰めすぎるのも冷やすのに時間を要するためNG!です。
又、外気温が高いとそれだけ庫内温度を維持するのに消費電力を使用することになるので室温25度以下の場所に設置すると良いと言われています。

消費電力からワインセラーの電気代の算出方法

ワインセラーにかかる電気代を計算するには、年間消費電力量を用いて計算します。

定格消費電力が70Wのペルチェ式ワインセラーを使用している場合(24時間)の電気代
東京電力の電気料金目安基準単価27円で算出すると1kWh=27円。
70W=0.07kW
0.07×24×27=45.36円
1日にかかる電気代は約45円になります。

12本収納のワインセラーの電気代

ワットチェッカー(電力測定器)で電気代を測定するとワインセラーの平均消費電力は10W。

ワインセラーの設定温度は18度として、東京電力の電気料金目安基準単価27円で算出すると
0.01×24×27=6.48円
1日にかかる電気代は約6円。
1ケ月にかかる電気代は約180円になります。

もしも、ワインセラーを1日1回開けた場合、月に30時間として最大消費電力70Wだった場合は月に約57円です。
この計算でいくと1ケ月の電気代の使用料金は237円です。

赤ワインを保存するのに理想の温度は16度とされています。
ワインセラーを18度から16度に下げた場合、ワットチェッカーの数値は10Wから12~14Wに上昇しますが月額にして40~70円程度のプラスですので差はそれほどありません。

ちなみに、16本収納タイプは1ケ月の電気代は400~600円、50本収納タイプは1250円程度です。

庫内の温度設定を別にできるワインセラー

“ワイン3種類”

白ワインと赤ワインは保管温度が違います。
そのため、ワインセラーの庫内の温度を別々に設定できるタイプがあります。
白ワインの適温は、5~10度、赤ワインは15~18度が適温とされています。

ワインセラーのサイズ別に電気代を比較してみると
※1kWh=27円で計算

サイズ 消費電力 計算式 電気代(1日) 電気代(1ヶ月)
《小》 約50W 0.05kWh×27円×24時間 32.4円 約970円
《中》 約100W 0.1kWh×27円×24時間 64.8円 約1,940円
《大》 約120W 0.12kWh×27円×24時間 77.76円 約2,330円

コンプレッサー式とペルチェ式は収納本数により電気代に差額が生じる

7本程度の収納タイプ

60~70W(定格消費電力) 1ケ月約1100円
このサイズですと、コンプレッサー式とペルチェ式に冷却方法は違うものの電気代には差が見られません。

18本程度の収納タイプ

コンプレッサー式:消費電力80W 1ケ月1300円
ペルチェ式:消費電力140W 1ケ月2300円
コンプレッサー式はそれほど差がありませんが、ペルチェ式は収納本数が増加することで消費電力が一気に上昇しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ワインセラーのタイプや設定温度によって消費電力や電気代が大きく変わってくる事がわかりましたね。
ワインセラー購入の際には是非電気代も気をつけてチェックしてみてください。

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