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「電力会社」ってどんなボードゲーム?遊び方を解説!

電力会社ボードゲーム

ドイツで人気のボードゲーム「電力会社」とは?

電力会社とは、2004年発売のドイツのボードゲームです。
プレイヤーが電力会社の経営者となり、他社(他プレイヤー)と電力の供給網をどれだけ広げられるかを競うというもので、様々な国のゲーム大賞で賞を獲得しています。

プレイヤーは限られた資金の中で、風力発電や火力発電、原子力発電などの発電所を買い、資源を買い、電力網を敷く…と、他社よりも勢力を拡大すべく戦略を練っていくゲームです。

電力会社の遊び方

電力会社は、シンプルな目的のゲームですが、ルールをしっかりと理解しなくてはスムーズにゲームを楽しめません。

「電力会社」の目的

電力会社をプレイするプレイヤーにとっての最終目的は、他社よりも電力の供給網を敷き、お金持ちになることです。

発電所を競りで購入し、電線を伸ばし、どんどん勢力を拡大することで会社を成功に導き、お金持ちになるという分かりやすいゲーム展開で、楽しく経営戦略を考えながら競うことができます。

電力会社のゲームフローとは?

電力会社のゲームフローは、以下の通りです。

  • 1.順番の決定フェイズ
  • 2.発電所のオークションフェイズ
  • 3.資源の購入フェイズ
  • 4.建設フェイズ
  • 5.決算フェイズ

この5つのフローを繰り返しながら、終了条件に達するまでプレイします。
次に、それぞれのフェイズで行う内容を詳しく説明していきます。

1.順番の決定

初回の順番はくじ引きやじゃんけんなど自由に決められますが、2週目以降は、最も多くの都市に自社の送電網を敷いている人、つまりその時点でトップのプレイヤーが第一プレイヤーとなります。
ほかのプレイヤーも、同じように順位順で順番が回ってきます。

2.発電所のオークション

市場には4種の発電所が常に競売にかけられており、第一プレイヤーから順番に欲しい発電所を指定してまずは最低落札価格(発電所により異なります)で入札します。
その後、順番に前入札した人よりも高い値をつけるか、パスをして購入自体をあきらめるかを繰り返し、最後に最も高値を付けたプレイヤーが落札します。

各プレイヤーは1週のうち1つの発電所までしか購入できないので、最後に欲しい発電所を指定できる「最下位」であるプレイヤーが有利に働くようになっています。

3.資源の購入

このフェイズでは、順番が2の発電所の競りとは逆で、最下位のプレイヤーから資源を順番に購入することが出来ます。

資源は発電所で発電するのに必要で、もし資源が無い場合は発電して電力を供給することはできません。

また、資源は所有する発電所に使えるものしか購入することが出来ませんので、例えば自分には必要のない資源を買い占めて他プレイヤーの妨害をするといったことはできません。

資源が売り切れた場合、次の週までその資源は補充されず、資源が少なくなるにつれて価格が上がっていくので、先に購入できる方が有利になります。

4.建設

このフローも初めに決めた順番と逆に進行し、最下位のプレイヤーからはじめます。

建設とは、送電網を敷くことを指します。最初はどのプレイヤーも送電網を持っていない状態からのスタートですので、プレイヤーは自分の選択したエリア上の任意の都市に事業所を設置し、送電網を敷くことが出来ます。

基本的にはすでに送電網にある都市のうち最低1つと繋がっていれば1週のうちいくらでも建設は可能ですが、もし既存の送電網のある都市と新しい都市の間に距離がある場合はその間を結ぶための接続コストを別に支払います。

送電網を敷くためにもゲーム内のお金(エレクトロ)が必要なので、供給先を増やすためにむやみに送電網を増やすと、その分コストがかかってしまい電力の調達コストが無くなって、結果的には供給エリアが狭くなってしまうこともあります。

送電網が最も充実しているプレイヤーではなく、より多くの供給先に電力を供給したプレイヤーが勝ちになりますので、コストをかける部分のバランスが重要です。

5.決算

1週の最後のフェイズです。ここでは、初めに決められた順番通りにプレイしていきます。このフェイズで、発電所市場の1つの発電所が取り除かれ新たに1つ補充されます。

決算では、電力供給によって各プレイヤーが収入を得ることが出来ます。
プレイヤーは自分が敷いた送電網のうち、どれだけの都市に電力を供給するかを宣言します。

電力を供給する際、供給先の数にあわせて発電所と発電のための資源が必須です。

例えば、3都市に電力を供給したいときには、3都市分の電力が発電可能な発電所を使い、それだけの電力を供給できるだけの資源を消費します。資源は1度消費すると無くなり、適宜また購入しなくてはいけません。

ここで供給した実績に応じて、収入が最低10エレクトロから最高150エレクトロまで獲得できますが、21都市以上に供給しても150エレクトロよりも多くの報酬は得られません。

どうなったら「勝利」なの?終了条件とは?

“ガッツポーズ”

終了条件は、いずれかのプレイヤーが17以上の都市を送電網に加えることです。
あるプレイヤーが建設フェイズで17以上の都市を送電網に加えたら、そのフェイズの終了後すぐにゲームが「終了」となります。(最後に決算は行いません)

終了した時点で、自分の送電網を使って最も多くの都市に電力を供給できたプレイヤーが優勝です。
もし、供給先の数が全く同じプレイヤーが複数いる場合には、持っているエレクトロが多いプレイヤーが勝利します。

それでも勝負が決まらない場合には、供給の有無にかかわらず、送電網内に最も多くの都市を持つプレイヤーを勝者とします。

電力会社の戦略を楽しめるゲーム

電力会社は、シンプルなルールに従いながらどこにコストをかけるか、どこの都市とどこの都市を送電網に加えるか…など様々な戦略を練りながら進行するゲームです。

ゲームほどシンプルではないものの、実際の電力会社の経営も似たようなところがあると言えますね。

例えば、発電所の建設ばかりにコストをかけていても、資源の調達ができなければ結局わずかな供給先にしか電力を供給できず、資金を得られない…逆に、潤沢な資金があっても発電所を持っていなければ、他社の電力を購入することになるので「割高」な電力しか供給できません。

2016年4月より始まった電力自由化が注目されていますが、各社の経営戦略からも目が離せません。

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