教育費を確実に節約するために重要な3大ポイントとは?!

子供がいるご家庭では、教育費の工面が大変ですね。何とかして節約したい教育費ですが、削りすぎると子供の将来に影響が出てくるかもしれません。そうしたことも踏まえて、教育費に対する考え方をしっかり持つことで、優先順位をつけて無駄な教育費を削減できます。
ここでは、教育費の節約術についてご紹介します。
塾の節約術
塾の費用は、予想以上に高いです。しかし、子供の将来のことを考えると、塾も必要ですね。塾の費用の節約には、頭を悩ませると思いますが、これを機に塾の必要性を考え直してみませんか?
ここでは、塾の節約術をご紹介します。
塾の必要性を見直す
塾に通わなくても学力向上ができるのなら文句なしですね。
塾の費用相場
個別指導 | 月に5万円〜6万円 |
---|---|
集団指導 | 月に3万円〜5万円程度 |
になります。つまり、塾に行かなければ年間約35万円〜約75万円の節約ができます。
冷静に考えてみると、学校での授業が全てなはずなので、実は塾はいらないはずです。進学のためであっても極論的に言うと、学校での授業だけで進学できるはずなんです。
ではなぜ、塾が必要なのか?
塾の費用の節約をしたいのなら、まず各ご家庭で、塾の必要性について考えてみるべきです。
子供の学習意欲について
塾の必要性について考えるとき、まず知らなければいけないのが子供の学習意欲です。
- テストの点数が悪いのは、学習意欲がないからか?それとも、授業が理解できていないからか?
- 子供と話しながら、この2点を見極めましょう。
学習意欲がないのであれば、塾へ行ったとしてもテストの点数が上がる確率は低いです。
また、授業が理解できていないとすれば「何が問題で理解できていないのか?」を見極めて、まずは改善点を実践してみることです。
塾に行けばテストの点数が上がるという安易な考えで、毎月の高い塾費用を払うことが、本当の意味でも無駄遣いなのかもしれません。
学力向上のために親ができること
テストの点数が悪い理由を解明できたなら、親が子供の学力の向上のために家でできることを考えてみましょう。
学習意欲がないのなら、普段から勉強の必要性をお話ししてみましょう。勉強をしなければ、漢字も書けませんし計算もできません。文章力もなければ社会人になった時、ビジネス文書も書けません。そんなことでは、社会人になった時に生きていけません。
進学のために勉強するのではなく、「将来、社会人として生きていくために勉強した方がいい」とお話ししてみてはいかがでしょうか?
授業の理解があまりできていないのであれば、予習復習の手伝いをしてあげるなど、家の中でできることは結構あります。
塾の必要性について親子で考えた上で、それぞれのご家庭に合った塾費用の節約方法を見出していくことです。
オンライン学習塾の利用
子供と塾の必要性について話し合った結果、どうしても塾が必要だと判断した場合の節約手段として、オンライン学習塾がオススメです。オンライン学習塾とは、オンラインでの教材や録画講義を使った学習サービスです。
オンライン学習塾にも、集団指導と個別指導があります。
オンライン学習塾の集団指導とは?
集団指導は、オンラインの教材と録画講義を使って一人で勉強するシステムです。塾費用は、月額1,000円以下なのでかなりの節約になります。ただし、結局は一人で勉強することになるので、かなり意思が強くないと続かない可能性があります。
オンライン学習塾の個別指導とは?
オンライン学習塾の個別指導とは、録画講義ではなくマンツーマンでオンライン講義を受けられるシステムです。担当講師も決まっており、講義内容も一人一人の目標や性格に合わせたカリキュラムや教材に合わせて行なわれます。
これだけのサービスが受けられるのに、塾費用の月額は5000円以下でかなり安いです。習い事にも忙しいお子さんなら、オンライン学習塾の方が家で受けられるのでスケジュール調整しやすいかもしれません。
オンライン家庭教師の利用
オンライン学習塾があるのなら、家庭教師だってあります。科目ごとに担当の家庭教師を決められて、学びたいことに対して指導をしてくれる双方向の個別指導型レッスン方式で行なわれます。
月ごとに科目を変更できるオンライン家庭教師も多いので、学校での授業をメインに、わからないところだけサポートしてもらうという学び方もできます。レッスン料は、1科目40分くらいで1300円程度です。
科目数によって月謝が変わりますが、塾に行くよりもかなりお得で節約になります。
習い事の節約術

学業以外にも、体力向上のために感受性の向上のために、少しは習い事をさせた方がいいかもしれません。しかし、習い事も内容によっては結構費用がかかります。
ここでは、習い事の節約術をご紹介します。
子供がやりたいことを優先する
水泳やピアノ、サーカーや野球、バレエに習字など、子供の頃からたくさん習い事をさせておきたいと思う気持ちはよくわかりますが、習い事が多すぎると出費もかさむので、節約生活にも響きます。
子供にとっても、学業に習い事にと忙しすぎる毎日はストレスになってしまうかもしれません。一度にたくさんの習い事をするのではなく、優先順位を決めるのが習い事の節約術のポイントとなります。優先順位は、子供の気持ちによって決めましょう。
子供さんがやりたいことは何か?
それをまず親子で話し合ってから、「習い事は○つまで」と決めておくと、ダラダラと出費が増える心配がありません。何よりも、子供さんにやる気がなければ習い事をしても意味がありませんので、無駄な出費が増えるばかりです。
予算と期間をある程度決める
習い事の優先順位が決まったら、今度は予算と期間を先に決めます。習い事は長く続ければいいわけではありません。ある程度期間を決めた中で、集中して習い事に打ち込む方が習得も早く、無駄な出費も減って節約になります。
- 年間で習い事に使えるお金の金額は?
- 予算から考えた時、最大どれくらいの期間続けられるか?
この2点について、親子で話し合ってみましょう。予算と期間をある程度決めておけば、習いたい習い事が多くても、習うシーズンを分けられるので経済的です。
自治体の講座を利用
自治体では、単発や短期間、期間限定でも継続できる講座などが開催されています。安い受講料で、スポーツから文化的な習い事まで用意されているので、習い事の節約術としておすすめです。
また、博物館や美術館が主催する体験講座なども安い受講料、中には無料で受講できるものもありますので、かなりの節約になります。
学費の節約術
教育費のメインとなる学費は、通信制や公立、私立とでかなり金額が変わります。さらに、奨学金制度を使えば、うまく節約できます。
ここでは、学費の節約術をご紹介します。
公立に進学させる
私立ではなく公立に進学させれば、確実に学費は節約できます。幼稚園から高校には、私立と公立があり、大学からは短大と公立、国立、私立とに分かれます。
公立とは、都道府県や市区町村が運営している学校のこと。
国立とは、国が運営している学校です。
公立と私立の学費を比べると、次のような差があります。
幼稚園 | 約50万円(3年間) |
---|---|
小学校 | 約500万円(6年間) |
中学校 | 約250万円(3年間) |
高校 | 約100万円(3年間) |
4年制大学 | 約100万円〜200万円 |
これらをトータルで計算してみると、公立に進学した場合、私立よりも最大1000万円くらいの節約ができます。できるだけ、学費を節約したいなら公立に進学させられるように頑張ることです。
通信制の高校や大学を選ぶ
全日制の公立の学費よりも、さらに安いのが通信制高校や大学の学費です。通信制高校や大学は、オンラインなどの通信にて教育を受けるシステムとなっています。通信教育の中で授業回数をクリアしたうえ、定期的な試験やレポートなどもクリアして単位が取れれば、高校と大学のそれぞれの卒業資格を取得できます。
- 通信制の高校なら年間に20万円から30万円程度
- 通信制の大学なら4年間で100万円〜150万円程度あれば通えます。
ただし、基本的に1人で勉強しなければいけないため、本人の意思が強くなければ長続きしない恐れがあります。
学費免除を狙う
奨学金制度とは、国や民間の育英組織に高校や大学の学費の一部を免除、または貸してもらえる制度です。この制度を利用できるのは、次のような条件に該当する学生です。
- 学力や能力が優れている
- 進学に対して意欲的
- 家庭の経済的事情により修学困難
制度適用までには審査があり、合格すれば一部免除か貸出で奨学金を受けられます。一部免除の場合は返済がないので、確実に学費の節約になります。しかし、貸出の場合は学生本人が就業開始後に返済していくシステムなので、利息(3%まで)によっては逆に割高になります。
子供一人にかかる教育費は?
幼稚園から大学までで子供一人にかかる教育費の相場は、だいたい1000万円くらいだと言われています。しかし、公立と私立では学費の差がありますので、相場が変わります。いろんな進学パターンがありますが、例えば、下記のようなケースでの教育費の相場は、次のようになります。
全て公立 | 約750万円 |
---|---|
大学だけ私立 | 約890万円 |
高校〜大学が私立 | 約1100万円 |
中学〜大学まで私立 | 約1400万円 |
全て私立 | 約2200万円 |
全て公立と全て私立を比較すると、約1500万円の違いがあります。学費だけでもこれだけの違いがあり、塾費用や習い事費用も考え合わせると、節約の方法によっては、もっと安くできるということになります。
子供の教育費の内容
子供の教育費の内容は、学費だけではありません。特に、幼稚園から高校までは、学費以外にもいろんな教育費用が含まれています。ここでは、教育費の内容をお話しします。
幼稚園〜高校まで
幼稚園から高校までの教育費の内容は次の通りです。
受験料 |
授業料 |
入学金、制服、教材、遠足費 |
給食費 |
塾や習い事 |
授業料や入学金、教材、遠足費は、幼稚園から高校まで必ず必要となりますが、受験料、給食費や制服代(私服の学校もあるため)、塾や習い事の費用については、学校や教育方針によって要らない場合もあります。
大学
大学の教育費用はシンプルです。
受験料 |
入学金 |
在学費用 |
この3つは必ず支払わなければいけない教育費で、大学から一人暮らしや下宿をする場合は、仕送り金も発生します。ただ、大学からは奨学金制度も使えるので、節約の道は広がります。
これらを見る限りでは、教育費の節約ポイントとして「公立か?私立か?」がネックになりますが、他には「塾や習い事の費用」「奨学金制度の有無」などもポイントになります。
いかがでしたか?
子供一人にかかる教育費は1000万円くらいだとは言われていますが、教育費=学費ではないので、節約の余地があります。
- 学費以外の部分で、もっと賢く節約できないか?
- 要らない費用はないか?
などをチェックして、無駄な出費を抑えられるといいですね。
教育費を節約するのも大切ですが電気料金も見直すともっと節約できます!
お子さんの教育費にはお金がかかりますが、なかなか節約するのは難しいと思います。そこで、光熱費を見直してみませんか。タイナビスイッチのシュミレーションでは約1分程度でご自宅に合った電気料金プランを診断できます。
詳しい情報が分からなくても最適なプランを割り出してくれます。ライフスタイルによっては、月に5000円ほども節約できることもあるのでオススメします。