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アンペアの見直しで電気料金を節約するポイントは?!

アンペアの見直し

電力自由化が導入されるに当たり、電気料金に関する知識はこれまで以上に必要になってきます。
「どうしたら節約出来るのか」「どうすればお得なのか」といった基礎知識があれば、電力会社選びもスムーズに行えるでしょう。
今回は、電気料金の節約において大事な「アンペア」について、その基本的な知識や節約のコツをご紹介します。
⇒電力自由化と契約アンペア数について

「アンペア」とは?

電気料金節約のポイントとなるアンペアですが、そもそもアンペアと一体何なのでしょうか。
以下の式から、電気に関する単位について簡単に解説していきます。

電流(A:アンペア)=電力(W:ワット)÷電圧(V:ボルト)

各単位について簡単に解説すると以下のようになります。

①「A…アンペア」
電流を表す単位のことで、家庭においては20Aなど、それぞれ使用できるアンペアがあらかじめ契約されています。
②「W…ワット」
電力を表す単位のことで、電球が光を発したりモーターが駆動する大きさを現しています。
③「V…ボルト」
電圧を表す単位のことで、この数値が大きければ大きいほど多くの電気を流すことができます。家庭で使用される分は、100Vが一般的です。
④「Wh…ワットアワー」
電気の使用量を表す単位のことで、電気量×使用時間で計算することができます。

各家庭には「契約アンペア数」という使用アンペア数の上限が設定されています。
そのため、その数値を上回る電力を使用するとブレーカーが落ちるようになっています。
よくあるのは、いくつかの電気機器を同時に使用したとき、使用された電力が家庭の契約アンペア数を超えるといったケースです。

自身が日頃の生活の中でどの程度のアンペア数を使うことがあるのかを知っておけば、ブレーカーを落とすこともないでしょう。

「契約アンペア数」と「基本料金」を確認しよう

“契約アンペア数と基本料金”

電気料金を節約をするために、まずは契約アンペア数を調べて把握しておきましょう。
契約アンペア数は、以下の3つの方法で調べることができます。

検針表を見る

毎月家庭に送られてくる「検針表(=電気使用量のお知らせ)」に、契約アンペア数が記載されています。

ブレーカーを見る

アンペア数は、ブレーカーの「分電盤」という部分の色で分けられているため、その色で判断する方法です。

電力会社に電話する

契約中の電力会社に直接電話して、確認する方法です。

以下、契約アンペア数ごとの分電盤の色と基本料金です。(東京電力 2016年4月15日時点)

契約アンペア数 分電盤の色 基本料金(1月当たりの税込料金)
10アンペア 280.80円
15アンペア ピンク 421.20円
20アンペア 561.60円
30アンペア 842.40円
40アンペア 1,123.20円
50アンペア 1,404.00円
60アンペア 1,684.80円

この数値を見て分かるように、契約アンペア数ごとに電気の基本料金は違うため、適切なアンペア数に設定することによって電気料金の節約が可能となるのです。

アンペア数はどうやって計算するの?

“アンペア数の計算”

自宅の契約アンペア数が分かったら、それが適切なものか調べましょう。
家の電気機器の中で、同時使用のする機器のアンペア数の合計を、以下の表を元に確認してみてください(電気機器とその数値は東京電力ホームページより引用)。
もし、その合計が自宅の契約アンペアを下回る数値だった場合は、契約内容を変更することにより電気料金を節約できるかかもしれません。

電気機器名 アンペア数
エアコン(10畳用) 冷房:5.8A(14A)、暖房:6.6A(20A) ※()は運転開始時のみ
電気カーペット(3畳用) 半面:4A、全面:8A
テレビ 液晶42型:2.1A、プラズマ42型:4.9A
掃除機 弱:2A、:強10A
アイロン 14A
ドライヤー 12A
冷蔵庫(450L) 2.5A
電子レンジ(30L) 15A
IHジャー炊飯器(5.5合) 13A
IHクッキングヒーター 20A〜30A(最大58A)
食器洗い乾燥機(100V) 13A
ドラム式洗濯乾燥機(9kg) 洗濯:2A、乾燥:13A

例えば、夏場に料理をしながらエアコンとテレビをつけている場合は以下のような式になります。

エアコン(5.8A)+冷蔵庫(2.5A)+照明(2A)+IHジャー炊飯器(13A)+テレビ(液晶42型: 2.1A)=25.4A

東京電力などは、ホームページ上で電気機器と台数を選ぶだけで適切なアンペア数を自動で計算してくれるため、そういったサービスを活用してもよいでしょう。

アンペア数を日々の生活で抑えるコツは?

“アンペア数を日々の生活で抑えるコツ”

同時に使う可能性のあるアンペア数が分かった後は、「その数値を下げることはできないのか」を考える必要があります。
契約アンペア数を下げるうえでもっとも大事なのは、「同時に大量の電気機器を使用しない」ということです。

言い換えれば、「家の中に大きな電力を消費する電気機器があっても使い方次第では最低限のアンペア数で生活できる」と言えるでしょう。
具体的には、以下のような方法が考えられます。

調理の前にご飯を炊いておく

先に紹介した表を見れば分かると思いますが、IH炊飯ジャーは使用アンペアが「15」と、比較的大きな電力を使用します。そのため、IHクッキングヒーターの「20A〜30A」との同時使用は避けるのが得策です。まずは炊飯器でご飯を炊き、その後に調理に移りましょう。ガスコンロの場合は、特に気にする必要はありません。

電子レンジとIHクッキングヒーターの併用は避ける

電子レンジも、「15A」と大きな電力を使用する機器です。調理の際は解凍や温めなどは先にしておき、炒めたり焼いたりする工程となるべくかぶらないように注意しましょう。

ドライヤーとアイロンには要注意

意外に感じるかもしれませんが、ドライヤーとアイロンはそれぞれ10A以上の電力を必要とする電気機器です。調理の際の使用はさけるようにしましょう。
⇒『ヘアケア節約術』ドライヤーを工夫して節電しちゃおう!

大きなところでいえばこのぐらいですが、洗濯や調理の時間など、家事の時間帯を分けることで同時に使用する電力量はグッと抑えることができるはずです。
電気料金を毎日300円抑えることができれば、年間で3600円の節約になり、あながち馬鹿にできない額となります。

アンペア数を変更する方法

“アンペア数を変更する方法”

電気料金節約のためには、実際に契約アンペアを変更する必要があります。
契約アンペアを変更してもブレーカーが落ちるような心配がないのであれば、電話やネット、FAXなどを使って契約変更の手続きをとりましょう。
工事は10分〜15分程度の簡単な停電があるだけで終わりますが、以下のような点には気をつけておいてください。

また、この内容はあくまで東京電力の場合のため、実際に手続きをする際は、各電力会社に詳細を確認しておきましょう。

取り替え工事について

10A〜60Aの範囲で契約を変更する場合は、無料で工事を行ってくれます。また、契約内容や設備に応じて、電力会社ではなく電気工事店が工事を行う場合もあり、その場合の工賃は自己負担です。

60Aより大きいアンペア数にしたい場合

ネットやFAXではなく、契約している電力会社のカスタマーセンターに直接電話するようにしてください。

季節に応じた変更

電気の基本料金は、原則として年間契約です。
そのため、契約アンペア数は年間でもっとも電気を使用する季節(主に冬)に合わせて設定されているため、季節ごとに変更することはできません。
例えば、「春は冬に比べてかかる電気料金が半分になるから、数ヶ月だけ契約アンペアも半分にする」ということはできないのです。

集合住宅に住んでいる場合

工事に関して、あらかじめアパートやマンションのオーナーもしくは管理人の許可が必要なこともあります。事前に確認しておきましょう。
電気料金の節約において、契約アンペアの変更はすぐに実践できる即効性の高い方法です。

そのためには、日頃の生活での工夫が大切になってきます。
自身が使用する電力量を正確に把握し、適切なアンペア数で契約をしましょう。
アンペアの確認にも節電するには効果的な対策ですが、この際に自宅の電気料金プランを見直してみてはいかがでしょうか?
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