3人家族の平均的な電気代や光熱費は?

3人家族の平均の電気代と光熱費は11,296円
総務省統計局の家庭調査の最新データ(2015年)全国データによれば、3人世帯の月別の電気代は11,296円です。
一般的にマンションなどの集合住宅よりも戸建ての方が月別の電気代は高くなります。
そして、ガス代は、3人世帯ですと月別で6,064円となっています。
冬場は灯油を使われる方もいますが、灯油やその他の光熱費は3人世帯で月別1,166円です。
水道は2ケ月ごとで、6,000円から8,000円です。
オール電化の場合は電気代が2倍ですが、その分ガス代がなくなります。
集合住宅と戸建ての光熱費はどれくらい違うのか?
実は、集合住宅よりも戸建ての方が1.5倍も光熱費が高いのです。
同じ集合住宅でもマンションなどは、部屋の位置により光熱費が変わってきます。
最上階の角部屋と中層階の真ん中の住戸では、2倍以上も光熱費が変わる場合もあります。
⇒電力自由化だけど集合住宅でも新電力に乗り換えできるの?
同じ家族構成でも電気代に差があるのは何故なのか?
電気は使う程、単価が高くなります。
一般の家庭では、従量電灯Bという電力形態を基準にしています。
従量電灯Bの場合は、月別の平均使用量が800kWhを超えないと使えば使うほど電気代は高くなります。
料金単価は、三段階方式です。
単価は電力会社により異なりますが、東京電力は単価が高めです。
⇒東京電力の新プラン4つと既存プランを徹底比較!!
東京電力の場合
従量電灯Bの電力料金単価(円/kWh)
使用電力量 | 電気料金単価 | |
---|---|---|
1段料金 | 120kWhまで | 19.43円 |
2段料金 | 121~300kWhまで | 25.91円 |
3段料金 | 300kWh超 | 29.93円 |
2人世帯以上の一般家庭の年別電気代平均額
総務省統計局調査によると、2006年から2013年までの2人世帯以上の年別電気代平均額は以下の通りです。
2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2人世帯 | ¥102,420 | ¥99,576 | ¥105,732 | ¥111,300 | ¥117,960 | ¥117,156 |
3人世帯 | ¥118,752 | ¥112,488 | ¥122,520 | ¥130,188 | ¥136,872 | ¥135,552 |
4人世帯 | ¥126,396 | ¥122,160 | ¥133,560 | ¥141,828 | ¥145,824 | ¥142,116 |
このデータから2011年から2013年の電気代の平均使用額を算出すると、3人世帯では年間で12,1732円(1ケ月あたり10,144円)になります。
3人家族に増加すると電気代は格段に高くなる?!
特に世帯人数が2人から3人増加することで、電気代が年間2万円増加していることが分かっています。
3人以上の場合は、1人増加しても年間1万円の増加です。
何故、2人から3人に増加する時のみ電気代が高くなるのでしょうか?
調査の結果、分かった理由としては以下の通りです。
- 転居により契約アンペア数が上がった
- 子供が産まれたことで電化製品の増加、家電をより大きな物に買い替えた。
- 子供が産まれて、共働きから専業主婦になり在宅する時間が増えた事で電気量が増加
- 人数が増えて電気使用量が増えて従量料金の段階が上がった
他の世帯の人数増加よりも電気代が高くなる傾向としては、子供が生まれることによる転居や在宅時間の増加が大きいと言えます。
生活スタイルの変化で電気料金が急激に高くなった場合は、電気料金のプランを再考することが電気代を節約することにつながります。
住む家が大きくなることで水道光熱費が急激にアップする
住む人が一人増えることで一人当たりの水道光熱費が増加しますが、住む家が大きくなるとそれに応じて水道光熱費も高くなります。
理由としては、基本アンペアが高くなる、部屋数が増えたことでの電気代や暖冷房の費用の増加などがあります。
2人暮らしの時と違い、3人暮らしに適した広い住居に転居することで、上記の理由から水道光熱費が急激に上がることがあります。
3人暮らしになっても家がそのままの場合は、水道光熱費の上がり方はそこまで急激に上がることもありません。
3人世帯用のエコ度チェックをしてみましょう
上記は、左側が2014年の3人世帯用の全国平均の水道光熱費です。
1年分ですと長いので、冬から夏まで掲載しています。
自宅の水道光熱費と比較してみて、どれくらい節約できているのかチェックすることができます。
どれくらい節約が可能なのか。
右にいくほどエコ生活に近くなります。
実際に、過去のデータから、どれくらい節約できるのか比較できるので参考になります。
全国平均を見て分かるように、冬は夏に比べて電気代とガス代が高くなっています。
電気代は、夏のほうが高い印象がありますが、実際には冬場は暖房の他に温水を多用するので電気代とガス代が高いのです。
同じ3人家族でもその家庭により、かなり水道光熱費には差がありますね。
データから冬場は約4,000円程度の節約、夏場は約2,000円程度の差があるのが分かります。
全国平均の金額を参考にして水道光熱費の見直しをするのも良いでしょうし、タイナビスイッチで電気代を診断してみるのもオススメです。
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