節電対策!電気代を節約する方法は?<その2>全3回

節電対策!電気代を節約する方法は?第2回目になります。前回その1では、主にエアコンの節電術をお伝えしました。しかし、エアコン以外にも毎日使っている家電は、たくさんありますね。
例えば冷蔵庫は24時間、家族が多ければ洗濯機も掃除機、テレビも頻繁に使います。頻繁に使う家電だからこそ、しっかりコツをつかめば節電効果も上がるのです。
ここでは、頻繁に使う家電をメインに「節電術」をご紹介します。
電気代の節約術 冷蔵庫編
冷蔵庫は、24時間電力を使う家電です。だからこそ、もっと賢く使って電気代を節約しましょう。意外にもったいない使い方をしているかもしれません。
適正温度にする
冷蔵庫の温度を一年中同じにしていませんか?
季節によって温度を変えれば、無駄な電力を抑えられます。気温が高い日は、冷蔵庫や冷凍庫も冷えにくくなるので、設定温度を低めにします。逆に、気温が低い日は、庫内が冷えやすくなるので設定温度を高めに設定することで節電つながります。。
夏は温度を低く、冬は少し高い温度に設定するのがポイントです。
冷蔵庫用カーテンの使用
冷蔵庫のドアを開ける回数を減らすと節電できるのと同様に、冷蔵庫用にカーテンをすることで冷気が逃げにくく、外部からの熱気も入りにくくなるので節電につながります。
冷蔵庫内の温度が上がると、急激に冷やそうとして冷気を送り込むため、無駄な電気を使ってしまいます。カーテンをつけておけば、ドアを開けても冷蔵庫内の温度の上昇を防げます。
また、市販の冷蔵庫カーテンにはポケットつきのものもあります。
ちょっとした小物をカーテンに入れておけるので便利ですよ!
冷風口を開けておくこと
冷蔵庫の奥には、冷気が出てくる冷風口があります。冷風口をふさぐと冷蔵がしにくくなるので、冷蔵庫内の温度が下がりにくくなります。すると「もっと冷やさなければ!」と冷蔵庫が無駄に起動して、要らない電力を使うことになります。
冷風口をふさがないように、あまり物を詰め込みすぎないように心がけましょう。
急速冷凍モードはダメ
食材のおいしさを損なわないために「急速冷凍モード」を使いたくなりますが、できるだけ使わないようにしましょう。肉や魚を瞬時に凍らせると新鮮さを損なわず美味しくいただけるのですが、節電にはなりません。
急速に凍らせようとするとき、冷蔵庫は、結構電力を使ってしまいます。なるべく急速冷凍モードは使わないようにすれば、節電につながります。
夜間モードの利用
夜中に冷蔵庫のドアを開け閉めする家庭は、あまりありませんよね。ドアを開けない分、冷蔵庫内も冷えやすくなっています。夜間モードを使えば、夜中だけ設定温度を上げてくれるので節電できます。
冷蔵庫の配置を工夫する
冷蔵庫自体も電気を使って熱を持つので、放熱しなければどんどん熱くなります。放熱がうまくいかずに冷蔵庫自体が熱くなると、冷蔵庫内を冷やすのが大変になるので無駄な電力を使うことになります。
冷蔵庫によって違いますが、「横側」か「後ろ側」から放熱されています。
放熱場所はなるべくふさがないように配置すると、スムーズに放熱できて節電になります。壁がある場合は、5cmから10cm離しましょう。
電気代の節約術 洗濯機編
洗濯機も使い方次第で、もっと節電できます。特に夏は利用頻度も上がりますから、節約に努めましょう。洗濯物が多いご家庭も、使い方次第で電気代が変わりますので、ぜひ実践してみてください。
基本まとめ洗いにする
洗濯機を回すときは、基本まとめ洗いにして、回数を減らすと節電になります。できるだけまとめて洗濯をした方が、確実に節電できます。電気だけでなく水道の節約にもなります。
洗濯コースを使い分ける
洗濯機は、必ず標準コースで回さなければいけないのではありません。洗濯物の汚れの状態によってコースを使い分けると、無駄な電力を使わずに済みます。
あまり汚れがひどくない場合は、「お急ぎコース」などで節約しましょう。可能な限り洗い時間、すすぎ時間、脱水時間を細かく設定して、節電に努めましょう。
晴れた日は脱水時間を短く
晴れた日には、洗濯物がすぐに乾きますよ。また、夏場もかなり乾きやすいです。晴れた日や暑い日は、そこまで念入りに脱水をしなくても洗濯物は乾きます。
晴れた日や暑い日は、脱水時間を減らして節電しましょう。
電気代の節約術 掃除機編
掃除機は、冷蔵庫などから比べると頻繁に使う家電ではありませんが、使い方によっては、かなり電力を使ってしまいます。コツをつかんで、賢く節電しましょう。
部屋を片付けてから掃除機を
部屋が散らかったまま掃除機をかけ始めると、物を片付けながら掃除をしなければいけないので掃除機の稼働時間が長くなります。それだけ消費電力も高くなります。かといって、掃除機の電源を入れたり消したりしながらの掃除も、電力を使ってしまいます。
ベストは、「一度電源を入れたら短い時間で掃除してしまう」ことです。部屋を片付けてから一気に掃除機をしてしまえば、それだけで節電になります。
ゴミパックとフィルター管理をする
ゴミがパックにパンパンにたまった状態では吸引力も低下するので、無理やり吸い込もうとして無駄な電力を使うことになります。フィルターも詰まっていると、ゴミの吸い取りが困難になるので、電力を使うことになります。
ゴミパックはこまめに変え、フィルターは掃除して綺麗にしておけば節電につながります。
吸引力モードの切り替えを
ゴミを吸い込みやすいフローリングなどでは、吸引力を弱くして節電しましょう。あまり汚れていない場所は、「弱」か「中」でも十分です。
場所によって吸引力モードを切り替えれば、かなり消費電力を抑えられます。
電気代の節約術 湯沸かしポット編
湯沸かしポットも使い方次第で、かなり節電できます。
最低限の水量にする
水量をいつも満タンにしていませんか?温めなければいけない水量が増えると、それだけ電気を使うことになります。一度にそれだけのお湯を使うのならいいですが、そうでないのならできるだけ水量を減らしましょう。
低温で保温する
頻繁にお湯を使わないのであれば、保温の温度設定も低めにしておくと節電できます。使う前に沸騰させるようにすれば、熱いお湯も使えて節約もできます。
使わない時は電源オフ
夜間は特に湯沸かしポットは、使いませんよね。使わなくても電源を入れている限り、湯沸かしポットは保温などで電力を消費しています。
長い時間使わないときは、電源オフにして節電しましょう。
⇒電気ポットと電気ケトルの電気代を比較してみた!
電気代の節約術 電子レンジ編
食生活の必需品ともいえる電子レンジも使い方に気をつければ、もっと節電できます。
熱の強度を切り替える
温めるものによって、熱の強度を切り替えるだけで節電できます。何も考えずに時間設定だけして温めたら、「加熱しすぎて大変だった」という経験はありませんか?これこそが、一番もったいないケースです。
熱の強さや時間も含めて、ちゃんと設定すれば無駄な電力を使わずに温めが完了します。
中には温めるものによって時間が決められており、該当するボタンを押すだけで温められるオート機能がついた電子レンジもあります。オート機能はわかりやすくて便利ですが、なるべく使わずに、自分で設定した方が節電になります。
常に綺麗にしておく
電子レンジは、マイクロ波の反射によって温めをしています。しかし、中が汚れているとマイクロ波の反射の妨げとなり温まりにくくなります。すると、無駄に電力を使って温めなければいけなくなります。
なので、中は常に綺麗にして節電に努めましょう。
冷凍品は自然解凍する
電子レンジには解凍モードもついています。しかし、自然解凍で解凍すれば、かなり節電できます。電子レンジで解凍をするのが当たり前になりましたが、節電したいのなら自然解凍をするべきです。
電気代の節約術 炊飯器編
炊飯器でご飯を炊いた後の使い方で、かなり電気代が変わります。また、炊き方を工夫するだけでもかなりの節電になります。
保温はなるべくしない
「ご飯が炊けたら、すぐに電源を切りましょう。」炊飯器の保温は意外に消費電力が高いからです。また、お米も傷みやすくなるので、すぐに消して小分けにして冷凍か冷蔵にしましょう。食べるときに電子レンジで温めた方が、電気代はかかりません。
まとめて炊飯をする
「ご飯は多目にまとめて炊くと、節電できます。」ごはんを炊くのは1日に1回と決め、少量で炊飯しているとそれだけ電力も消費することになります。
多目に炊き、小分けにして冷凍しておくのが一番の節電になります。
⇒炊飯器と土鍋の電気代とガス代を比較してみた!
電気代の節約術 テレビ編
テレビも使い方次第で、かなり節電できます。
大きい画面のテレビを持っている人は、必見です!
観ない時はなるべく消す
テレビのつけっぱなしをしないように気をつけましょう。
「ちょっと席を離れるときはリモコンで電源オフ」
「長時間離れるときは本体の電源をオフ」
にすると効果的に節電できます。
リモコンで電源をオフにしただけでは待機電力がかかるので、消費電力も高くなります。
⇒ 一日中テレビをつけっぱなしにすると電気料金はどのくらい?
音量を大きくしすぎない
実は、音量も節電の決め手となります。必要以上に音量を上げていませんか?
音量が大きい分、消費電力も高くなります。なので、できるだけ音量を小さくしてテレビを観るように心がけましょう。
画面を暗くする
画面の大きいテレビを使用している人は、特に画面の明るさに気をつけて下さい。テレビの画面の明るさを調整すると、かなり節電できます。
できるかぎり画面は暗くして、カラーモードも「鮮やか」などのはっきりしたカラーではなく、「標準」などに設定しておきましょう。
いかがでしたか?
毎日何も考えずに使っている家電ですが、ちょっとした工夫で無駄な電力をカットできます。毎月の電気代が気になっている人は、少しずつでいいので実践して、その成果を感じてみてくださいね。
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