電力自由化 青森県に対応した期待の新電力会社5つを徹底比較!

冬が過ぎて3月になりましたが、青森県はまだまだ雪が消えず、肌寒い日が続いています。そうなれば当然、月々の電気代やガス代も馬鹿になりません。特に青森県の冬は寒く、ご家庭によっては普段の倍以上の光熱費が発生して、困っているのではないでしょうか?しかしそんな悩みを簡単に解決する方法があることはご存知でしょうか?
実は、今話題の電力自由化や都市ガス自由化が始まれば、青森県だけでなく、全国で電気代やガス代を大幅に節約できるんです!
この記事を読み終わる頃には、いざ自由化が始まっても、慌てず、お得に節約できる事業者を選択できるでしょう!
統計データから青森県を分析
まずは青森県の特徴を統計データから読み取り、青森県を分析・考察・電気やガスの話題を絡めて語っていきます。
青森県と携帯会社は相性が悪い?
2012年のデータですが、青森県はスマートフォンの普及率が全47都道府県の内、最も低いです。基本的に都心部ほど普及率が高いですが、北海道もそれほど高くないことから、青森県だけでなく、北国全体がスマートフォンのような電子機器が普及しにくい地域なのかもしれませんね
青森県といえばやっぱり雪!
当然というべきことですが、青森県は全国でもダントツで雪が降ります。特に2011年は北海道を抜いて、青森県が全国でも最多です。そのため青森県の方は、冬に使う電気やガス代が相当なものになるはずです!
冬に高騰する電気代とガス代を節約するには?
やはり青森県民としては、なんとしても冬に発生する光熱費を節約したいですよね?
しかし電気やガスの使用を控える以外で、節約する方法はないのでは?と思うかもしれません。しかしその常識をひっくり返せるのが、冒頭でも触れた電力自由化、そしてガス自由化です!
電力自由化とガス自由化
今話題の電力自由化。さらに来年にはガス自由化も行われます。しかし知っていましたか?今回自由化されるガスは、都市ガス自由化であり、プロパンガス自由化は既に行われています。その証拠に、プロパンガスはガス事業者によって発生する料金が大きく異なります。
ということは当然、電力自由化が始まれば、契約する電力会社・プランによって電気料金が異なります。ここからは電力自由化に参入した新電力会社・新プランを紹介していきたいと思います!
始まる電力自由化!新電力会社・新プラン徹底比較!
青森県を含めた東北地方に対応する新電力会社の数は以外と多くありません。今のところは5社しかなく、関東や関西に比べれば青森県の方が選べる新電力会社は少ないです。しかし、5社しかなくてもちゃんとお得になるプランは用意されています。
イーレックスは大器晩成型?
電力自由化がスタートし、東北電灯の従量電灯Bから、イーレックスのプランに乗り換えた場合、電力量料金が多少ではありますが、お安くなります。しかし正直な話、他のプランに比べると割引額は低いです。
ですがイーレックスグループは、既に7000以上の施設に電気を供給しているという確かな実績があります。さらに電力自由化に向けて、いろいろと新プランを用意しているので、今後に期待できる新電力会社になります。
ミツウロコグリーンエネルギーは電気を使う人ほどお得に?
電気をあまり使わない人が、東北電力の従量電灯Bからミツウロコグリーンエネルギーに乗り換えても、あまりお得にはならず、むしろ損をする可能性もあります。しかし月々の電気を120kWh以上使う家庭は、電力量料金がお安くなりますので、電気を使えば使うほど、お得になります。
KDDIのauでんきはお得?
電力自由化に参戦したau。用意したプランは東北電力の従量電灯Bとほとんと同じです。そのため東北電力から乗り換えてもわずかしか得をしません。ですが、auの携帯とセットでの契約の場合、毎月の電気料金の最大5%相当分をau が発行するプリペイドカードへ還元するため、一気にお得になります!
ただ、このプランはauに契約していないと、大してお得になりません。そのためスマートファンの普及率が低い青森県の人にとって、auのような携帯会社とのセット割が適用されるケースは、比較的少ないのかもしれません。
エネワンでんきなら基本料金がお得!
エネワンでんきもミツウロコグリーンエネルギー同様、電気を使うほどお得になる新電力会社です。電気量料金の割引は、電気を使えば使うほど、ミツウロコの方がお得になりますが、基本料金はエネワンでんきの方がお得です。
電気をあまり使わない家庭が得をするプランは?
ここまで電力自由化に参戦した3社の電力会社を紹介してきましたが、いかがでしょうか?auでんきを除けば、2社とも電気を使えば使うほど料金がお得になります。しかし電気をあまり使わない家庭では、お得になるプランがないのでは…と不安になるかと思います。ですがご安心を。電気をあまり使わない家庭でもお得になる期待の新電力会社・新プランはしっかりあります。
H.I.S./ HTBエナジーはダントツでお得?
HTBエナジーが用意したプランは、「東北なまはげプラン」という、なんともユニークな名称です。しかし発表したプラン自体は、変化球的なものではなく、実に「シンプルかつお得なものです」。
東北電力の料金単価から5%もの割引を保障しているだけあって、今回紹介した5つの新電力会社の中では1番お得になっています。さらにH.I.S.という代理店を仲介して申し込めば旅行時に役立つ特典がもらえます。
電力自由化が始まったら青森県を含む東北の方は、こちらのプランに乗り換えるのがおすすめです。ただ、HTBエナジーに乗り換える際も、気を付けるべき点が1つだけあります。
H.I.S./ HTBエナジーの注意点
「HTBエナジーを1年以内に解約した場合、9000円(税別)の違約金が発生します」
そのため、下手に申し込んですぐに解約すると、かえって手痛い出費を支払うことになります。
新電力会社に乗り換えないのも1つの選択肢?
違約金が発生するなら、電力自由化が始まったら新電力会社に乗り換えない方が良いのでは?安全面から考えても、東北電力のままで良いのでは?という考えの人もいることでしょう。
そこで一度、東北電力が電力自由化に向けて発表した新プランをご紹介します。こちらには新電力会社にはないユニークなプランもありますので、人によってはこちらの方がお得と感じるかもしれません。
東北電力の新プラン「よりそうシリーズ」
青森県を含めた東北地方に、電力を供給し続けている東北電力。電力自由化が始動されたらスタートする新プラン数はなんと7つ。いざ電力自由化が始まっても、7つもあるのでは迷ってしまうのではと感じるかもしれませんが、どのプランも夜型の生活をする人にお得という共通点があります。
よりそう+ナイト8・10・12・S
よりそう+ナイトの4プランに共通する点は、どれも夜に発生する電気料金が安くなる点です。ただ、その分だけ昼に使う電気料金が高くなるので、注意が必要です。またよりそう+ナイトSは、基本料金はかなり高いですが、基本使用料金で昼間時間の200kWhまで使用可能、さらに夜間の電力量料金が1kWhにつき、11円22銭と、断トツで安くなっております。
よりそう+ナイト&ホリデー
よりそう+ナイト&ホリデーは、夜間・休日に大量の電気を消費する人におすすめなプランです。仕事の関係で、平日の夜は家にいない人に最適なプランです。
よりそう+サマーセーブ
よりそう+サマーセーブは主に、夏の昼間に電気を使わない家庭に
向けたプランです。夏の13時~16時は電気料金が高くなるので、
夏は帰省している、長期間旅行するという方に向いています。
よりそう+シーズン&タイム
よりそう+シーズン&タイムは、オール電化の家庭向けに用意されたプランです。夏や冬は電気料金が高騰しますが、夜間は安定してお得なのが特徴です。夜間にたくさん電気を使う人や、オール電化住宅向けのプランを用意しているのは東北電力のみなので、その点も注目です。
青森県に対応した新電力会社は他にないの?
電力自由化に向けて用意された東北電力の新プラン、いかがでしたでしょうか?夜に電気を使う人のプランばかりだったため、人によってはまったく魅力を感じなかったかもしれません。
現在、青森県民を含めた東北の方が申し込めるプランは以上となります。しかし電力自由化に参入する新電力会社はまだあります。ただ、プランの公開は先の話なので、電力自由化が始まる今後に期待です。
東北地方の新電力会社一覧(一般家庭への電力販売が未定の企業も含まれます) |
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CNOパワーソリューションズ |
F−Power |
Looop |
V−Power |
うなかみの大地 |
エネサーブ |
エネックス |
エネット |
オリックス |
グローバルエンジニアリング |
サイサン |
サミットエナジー |
シナネン |
みらい電力 |
伊藤忠エネクス |
王子・伊藤忠エネクス電力販売 |
丸紅 |
須賀川瓦斯 |
日本テクノ |
日本ロジテック |
青森県民にとってお得なプランは?
最後に東北電力から新電力会社に乗り換えた場合、どれくらい年間の電気料金がお得になるのか、実際にタイナビスイッチで診断してみましょう。筆者は以下の条件でシュミレーションをしてみた結果、HTBエナジーに乗り換えると年間でおよそ1800円も節約できることがわかりました!
<見積時の条件一覧>
- 青森県在中
- 従量電灯B
- ひとり暮らし
- 20A契約
- ひと月の電気代を3000円と設定
※エネワンでんきは診断の対象外です。
4月から始まる電力自由化「乗り換えるなら今?」
まもなく始まる電力自由化。青森県を含めた東北地方は、電力自由化に向けてプランを発表した新電力会社が5つしかないためありません。そのため自分にあった新電力会社・新プランが現れるまで、待つというのも1つの手です。しかし悩ましい問題としては、新電力会社によっては、電力自由化が始まる以前に事前申し込みをした方が、お得な特典をゲットできるということです!!
今回紹介したHTBエナジーなら、代理店であるH.I.S.を介して登録すれば、お得な特典を入手できます。しかしこれはあくまで、2016年3月31日、電力自由化がスタートするまでのため、注意する必要があります。ですから青森県民の方は慎重に判断しつつも、どんな新電力会社・新プランに乗り換えればお得になるのか、一度タイナビスイッチで診断をしてみることをおすすめします!
トップ画像引用元:Flickr(※画像共有サイト)