電力自由化 大阪府で最も安い電力会社・電気料金プランはどれ?
統計で見る大阪府!人口が多くてとにかく暑い
大阪府といえば東京都、神奈川県に続く全国3位の人口を抱える大都市です。電力自由化でターゲットとなるのは都市部の家庭と言われており、当然大阪府も含まれています。
なんといっても大阪にエアコンは欠かせない存在で度重なる電気料金の値上げの影響もあり、光熱費が高くなりがちです。電力会社の乗り換え需要は相当高いのではないかと予想されています。
猛暑日数・熱帯夜数は全国トップクラス!
コンクリートの輻射熱や排熱などの都市熱の効果もあり、「大阪の夏はとにかく暑い」と感じられます。夏のピークシフトや節電など、協力したくてもできない方が多いのではないでしょうか?
そして大阪府では家庭用LPガス(プロパンガス)が既に自由化しており、暖房に利用する方もいらっしゃるかと思います。しかし、暖房の大部分はやはりエアコンです。夏と冬の空調にかかる電気代が高くなりがちな大阪において、電力自由化でお得な電気料金プランに乗り換えることは効果的な節約対策になり得ます。
都市ガスの自由化が2017年4月に始まる
大阪府といえば、大阪ガスの都市ガスが供給されるエリアも多く含まれています。2016年4月の電力自由化直後に電力会社を変えると、ちょうど1年後に家庭向け都市ガスの自由化がスタートすることとなります。もしも都市ガスと電気をセットでお得にするプランが登場したら、真っ先に乗り換えたいところだと思います。
しかし電気料金プランの中には最低契約期間が設けられているものもあり、途中でプランを解約すれば解約手数料がかかることもあります。もしも現在都市ガスを利用している方なら、ガスの完全自由化を見越して最低契約期間と契約解除手数料などもチェックしておくと良いかもしれません。
そこに、ガスの全面自由化に先立って都市ガスと電気のセット割を提供する電力会社が現れました。それが…「大阪ガス」です。
大阪ガスは都市ガスと長期割引でお得!
大阪ガスの電気は、関西電力の従量電灯Aに当たるベースプランA、エネファームやエコウィルといった熱と電気を生み出す機器を使っている人向けの家庭用ガス発電プラン、飲食店向けのベースプランBの3プランが用意されています。ベースプランAは関西電力の従量電灯Aに相当し、従量電灯Aの料金に最大1%割引を適用した価格となります。
…といっても1%の割引では「お得感を感じられません」。2年間の長期契約なら最大2%まで割引率をアップさせることができますが、まだ足りないです。割引率をもっと上げたいならば、都市ガスとのセット割を検討してみるといいかと思います。
都市ガスとのセット割と2年契約割引で、もっとお得!
「大阪ガスの電気と都市ガスを一緒に契約すると、関西電力の従量電灯Aと比べて最大3%の割引となります。さらに2年契約では割引率が最大5%までアップし、大阪ガス内で最も安いプランとなります。」
この割引対象に再生可能エネルギー発電促進賦課金と燃料費調整額は含まれませんので、節約額を計算するときには気をつけてください。
家庭用ガス発電プランはエネファームやエコウィルユーザー向け
ガスで発電した電気と熱が使えるエネファームやエコウィルユーザーに向けた電気料金プランが登場しています。2016年の電力自由化でガスと電気が絡むプランをいち早く扱えるのも、ガス会社ならではといったところです。
電気の価格は全体的に安くなっていますが、ガスのセット割や2年契約といったオプション割引の対象外となります。
大阪ガスで販売されているエコウィル・エネファームを使用していて、月の電気使用量が200kWhを超える方はこちらを検討してみるといいかと思います。
大阪府の家庭に電気を販売する電力会社一覧
大阪府で契約できる新電力 |
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HTBエナジー |
H.I.S. |
ソフトバンクでんき |
KDDI(auでんき) |
ケイ・オプティコム |
東燃ゼネラル石油(myでんき) |
イーレックス・スパーク・マーケティング |
アイ・グリッド・ソリューションズ(スマ電) |
J:COM 電力 |
新出光 |
ジュピターテレコム |
大阪いずみ市民生活共同組合(コープでんき) |
ミツウロコグリーンエネルギー |
みらい電力 |
丸紅新電力 |
和歌山電力 |
Looop |
洸陽電機 |
大坂ガス |
関西電力のような一般電気事業者の中では、東京電力も関西エリアへ向けた電気料金プランを発表しています。
大阪は事前申し込み特典が優遇されている!?
関西電力が電気料金を大幅値上げしたことが記憶に新しい関西エリアは、電力自由化でとにかく電気代を安くしたい方が多いことでしょう。そのニーズに応えつつ電力自由化のスタートダッシュを決めたい電力会社が、auでんきです。
関西エリア限定でキャッシュバック率大幅アップキャンペーンを行っていることからも、auの関西地域に対する力の入れ具合が伺えます。
auでんきのキャッシュバック率が2倍以上!?関西エリア限定
auでんきは電気料金そのものが安いのではなく、毎月の電気料金からのキャッシュバックによって金銭的メリットが得られるという特徴を持ちます。
月々の電気料金に対して適用されるキャッシュバック率は請求金額によって3段階に分けられており、他エリアでのキャッシュバック率は最高で5%です。それが関西エリアのユーザーには1年の間、キャッシュバック率が最大12%にまでアップします。
電気を多く使う月が格段にお得!
このキャンペーンが適用されれば、電気料金の請求額が8,000円を超えた月に12%のキャッシュバック率が適用されるということです。エアコンが手放せない夏と冬の電気代がお得になるのは間違いなさそうです。
なお、キャッシュバック率がアップする1年間が終わると、他エリアと同様のキャッシュバック率に戻ります。
auでんきの最低契約期間は1年なので、キャッシュバック率が通常に戻った後に他の電力会社に乗り換えるのも1つのお得な手段と言えます。きっとその頃には電力自由化が一段落し、細やかな電力使用状況が分析できるスマートメーターの普及も進んでいると考えられます。
スマートメーターが捉えた電力ユーザーのニーズへさらに密着した魅力的な新プランが、どこかの電力会社に登場している可能性は高いです。
同居家族が1人でもauの携帯電話を使用しているなら、auでんきをぜひ検討してみるべきです。キャッシュバック率アップの対象となるのは2016年5月31日までにauでんきへ申し込みが完了している家庭なので、電力自由化が始まって1ヶ月間はゆっくり様子見をすることができます。
関西電力の新電気料金プランは?
電力自由化以降、関西電力の電気料金プランは従量電灯A・B、はぴeタイム、時間帯別電灯、季時別電灯PS、eスマート10の6種類となります。その中でも新しく登場するのがeスマート10で、夏の電気料金が少し変わる季時別電灯に近い特徴を持っています。
関西電力にも季時別電灯プランは以前からありましたが、一つだけ異なるのはピークタイムの電気の価格です。
eスマート10が今までの季時別電灯よりも使いやすい!
関西電力が電力自由化後に提供開始するeスマート10と、従来の季時別電灯は殆どの部分が同じです。昼間は時間帯別に電力量料金が変化し、夜はずっとお得な夜間電力が使えます。夏(7月~9月)の平日13時~16時に最も高い単価が適用されるのも同じです。
しかし今までの季時別電灯のピークタイム料金は1kWhあたり60円70銭と、全国でも最高クラスの高単価でした。大阪の夏休み、平日昼間にエアコンを使わないなんて現実的ではありませんし、敬遠する人も多かったのではないでしょうか?
eスマート10の電力量料金は、季時別電灯に比べれば全体的に少し高くなります。しかし平日のピークタイムの単価が1kWhあたり42円65銭と、全国と比較すればやや高いものの、実用性がある価格に設定されています。
大阪府で最も安い電力会社をシミュレーションしてみた
大阪市の家庭は47.5%が1人暮らしをしているとのことなので、現在関西電力の従量電灯Aに契約している1人世帯の電気料金が最も安くなる電力会社を探してみました。(データ出典:平成22年国勢調査(大阪市))
大阪で一番安い電気プランはHTBエナジーの「関西たこ焼きプラン」
電気料金を比較した結果大阪府で最も安いのはHTBエナジーの「関西たこやきプラン」という結果になりました!だいたい年間約2,400円以上の割引を受けることが出来ます。
このプランは「従量電灯A・Bの基本料金と電力量料金からそれぞれ5%を割引する」という内容です。一人暮らしで電気をあまり使わない人でも確実に経済的メリットが得られます。
なおHTBエナジーとH.I.S.は同じグループ会社に属しており、共通の電気料金プランを扱っています。H.I.S.がHTBエナジーの代理店のような役割をしています。H.I.S.の旅行代に割引特典がつくぶん、H.I.S.経由で申し込む方がお得です。
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※本記事の内容は全て2016年3月時点のものです。
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